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2022/06/25

今日は、土曜なので通常中村教室はお休みなんですが、

月に最低1日は設けている休日開室日で、

10:00〜18:00過ぎまで

未来デザイン考程やらくだメソッドの

ガイド役を務めていました。

 

未来デザイン考程は、その名のとおり、

「考程」というところに一つのポイントがあります。

 

結局のところ、わたしたちは、
何か問題が起きたときに、

現状の分析をしないままいきなり

どうすれば良いか方策を考えようとしたり、

理想と現実という、もともと次元の異なるものを

単純に比べてそのギャップを埋めようとするなど、

叶えたい未来にたどり着くためには、

どのような道筋で考えれば良いのか

ただその〝道筋〟について

よく知らないだけだと言ってよいでしょう。

 

だから、その考えるための手順をハッキリさせ、

その道筋にそって思考回路を働かせられれば、

自分で立てた問いやさまざまな疑問に対して、

他人の力を必要以上に借りなくても

自力で答が導き出せるようになるというわけです。

 

らくだメソッドの学習も、

「自分で選んで、自分で決めて、自分でやる」という

非常にシンプルなスタイルをとっていますが、

原理的な部分は未来デザイン考程と同じで、

結局のところ、物事を良くするのも悪くするのも

まわりの環境のせいや誰かのせいにしている間は

たとえ、そういう事実があったとしても、

結局のところ、何も変わりません。

 

自力で他人やまわりの環境を変えようとすることに

エネルギーを注力するよりは、

誰かの力を必要以上に借りなくても、

自分の能力やセンスに関わらず、

自分の姿勢次第で何とかできるものなんだと

考えた方が得策だと気付くことや、

そのことを具体的な体験に基づいて実感できることが、

大事なんだと考えているわけですね。

 

「自分で決めて、自分でやってみる」ということは、

すなわち、「自分との約束を守る練習」と

言い換えてもいいでしょう。

 

やってみるとわかりますが、

対人関係という強制力が自然に働くので

他者との約束は守ることはさほど難しくなくても、

自分との約束を守ることは易しくありません。

 

誰にも強制されない環境のなかで、

自分で決めて、プリント1枚をやるということは、

「自分との約束を守る練習」であって、

そうした練習を日常のなかで続けていけば、

そこには、さまざまな自分が立ち現れてきます。

 

それは、けっして上手く行くことばかりで無く、

上手くいかないことや、できない自分とも

当然のことながら向き合うことになるので、

そういう自分とも丁寧に折り合いをつけながら

自分との約束を守るチャレンジを

必要以上に頑張りすぎることなく、

あきらめず、淡々とやり続けていくなかで、

育つモノがあるわけです。

 

とはいえ、具体的にどんな力が育つのかについては、

その前提として、課題が個別に異なるのみならず、

各々に固有のプロセスをたどるため、

一律にわかりやすく示そうとしても非常に困難なので、

今日は、塾生2人が書いていたblog記事を

原文のままご紹介することにしました。

 

日常的にどんな学習をしていると

こうした文章が書けるようになっていくのか、

その文意から、それぞれに感じ取ってみてください。

 

まずは、今日教室にやってきていた

西尾さんのgt 24o's blogより。

 

(引用ここから)

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責任と覚悟 2022.6.25

 

自分で選んで、進んで、

誰かに言われてなくてもやることには、

失敗も成功も評価もマルっと受け入れられるだろう。

 

しかし、周りの影響を受けずに

(誰かに何かを言われずに)

自分だけで何かアクション・チャレンジを起こすことは

多くない(気がしている)。

 

責任や覚悟という言葉は、

自分の中に沸々と湧き出てくる方が

健康的だと思っている。

 

誰かに「責任感を持て!」とか、

「覚悟を持ってやりなさい!」なんて

言われて持つものではない。

 

自分が何を大切にするか、どう在りたいか、

何を伝え・残したいか。

そんなことが少しでも自分の中にあれば、

誰かに言われた・自分で起こした関係なく、

責任や覚悟は沸々と湧いてくるのではないかと思う。

 

とはいえ、とらされる責任、

持たされる覚悟が多く感じるだろう。

所属する集団のシステムにその根源があることも。

 

しかし、その集団から逃げても、

責任や覚悟から逃げることができない。

 

選択の有無、やりたいやりたくないに関わらず

責任は発生するし、

何かをやろうと思えば覚悟が必要になる。

 

次回は責任について書いてみる。part2

ーーーーーーーー

(引用ここまで)

 

 

次は、今日教室にやって来て

未来デザインに取り組む予定だったのが、

仕事の都合で来られなくなった廣安くんが書いていた

昨日6/24分のblog記事です。

 

(引用ここから)

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自分軸の使い方  2022.06.24【2270日連続投稿】

 

時には、自分の考えを持ちなさい!と言われ、

時には、人の言うことを聞きなさい!と言われ、

何が正しいのか分からない状態に陥ると、

辛いしキツい。

 

自分軸だけでは生きてはいけず、

また他人からの評価だけを気にしていても生きづらい。

 

今回は自分軸をいかに上手に使うか?について

書いていきたい。

 

自分軸があると便利な時は、

他人からの評価に押しつぶされそうになった時である。

 

自分がやってきたことを否定された、

自分の価値を認めてもらえない。

そんなことを他人によって左右されるよりも

自分を自分で肯定し、価値を認めることが

自分軸があるとできるようになってくる。

 

他人の評価を追いかけて生きている限り、

いつまで経っても安心して生きてはいけない。

なぜならずっと他人を気にしなければならないからだ。

 

かといって自分軸があれば、

他人を全く気にしなくていいワケではない。

 

他人からの評価も

気にしなくなるわけでもないかもしれない。

でも自分軸があると、

自分で自分を支えることに繋がり、

前向きな人生になっていく。

 

私の中では、この毎日書くことから、

自分の内面や今日の気づきをまとめることで

自然と他人の目をそんなに気にしなくなった。

 

社会一年目では、職場の先輩が

自分の記事を見ていることを知り、

とても恐れたことを覚えている。

 

しかし、その恐れの奥を見てみると、

他人からどう思われるか?を思って

書いていたことに気が付いた。

 

それから生まれたのがこのブログのタイトルの

「ひろやすの生き様ブログ」である。

自分の生き方の記録として書こう!

そんな気持ちで書いている。

 

だから何か上手くいかなかったときも、

上手くいかなかった記録として書いているし、

何も特になかった時も

書くことができているのだろうと思う。

 

なぜ生き様を記録したいと思ったかも、

書いていたからこそ分かった。

 

人はやってみないと分からないことがたくさんある。

だから、自分軸も「持とう!」と思って

持てるものではない。

 

自分が何に対して興味が湧くか?感情が動くか?

面白いと思うか?など、自分の内面の反応を

知る機会を作りつつ、自分を淡々と

観察するなかで自然と気づいてくるのだろう。

 

そして、気付いたときには、

他人から「自分軸持ってる人ですね」なんて

言われちゃったりするのだろう。

 

自分軸を持っている人は、

自分軸を持ってる自覚もしていない人がいる。

 

なんせ自分軸があるないで判断している時点で、

他人の評価を気にしているかもしれないからだ。

 

他人からの評価を気にしないでいこうとする前に、

もっと自分自身に関心を向けることが

始まりなのかもしれません。

 

おわり。

ーーーーーーーー

(引用ここまで)

 

さて、いかがでしたか?

 

世にある学習の多くは、何らかの目標を立て、

その目標のために努力をするというように、

未来とか、自分の外側にあるものを

重視するスタイルをとっているものが

少なくありません。

 

今日ご紹介した二人の記事は

各々に視点は異なるのですが、

共通するところは、

いま、ここにあるものや、自分自身を大切にしながら、

作為なく観察を続けて行こうとする

姿勢に貫かれている点でしょう。

 

一昨日、昨日は観察力をテーマに

記事を書いたばかりでしたが、

こうした無作為の観察を日常的に続けていくことで、

結果として、自分自身の課題に気がつき、

自分軸ばかりでも、他人軸ばかりでもない、

自他相互の関係性やバランスに対し

おのずと自覚的になっていく様子を

感じ取って頂けたなら幸いです。

 

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