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苦手意識を持ち続けるメリットとは?(つぶやき考現学 No.71)

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苦手意識を持ち続けるメリットとは?(つぶやき考現学 No.71)

苦手意識を持ち続けるメリットとは?(つぶやき考現学 No.71)

2023/02/08

「わたしは~ができない」という苦手意識や
「自分のここがダメ」というコンプレックスは、
克服して無くしてしまうよりも、
そのまま持ち続けた方がずっといい。
 
なぜなら、そもそも人間には
「できる」ことよりも、
「できない」ことの方が圧倒的に多いのだから、
「できない」のが当たり前だと考えて、
悩んだり否定したりしなくていい。
 
だから、「できないこと=悪いこと」という、
まわりでつくられたモノサシから
自由になることさえできれば、
実は、苦手意識やコンプレックスとは
「~ができるようになりたい」
「自分はこうありたい」という
〝意欲〟の裏返しだったと気づくことだろう。
 
人間〝できない自覚〟があるあいだは、
やってみること、やろうとすることを
止めさえしなければ、
ずっと成長し続けることができるし、
気づいたときには、いつのまにか
できるようになってしまっている
自分に気づくことだろう。(2012.4.24)

※井上淳之典のつぶやき考現学 No.71
 

COMMENT:
この詞は、苦手意識をテーマに書いたもので、

昨年6月に紹介したNo.49にコメントした内容と

かなり重なるところが多いので、

未読の方は併せてご覧ください。

 

いま教室にきている塾生たちや

Facebookの投稿記事をご覧の皆さんに、

わたしはもともとコツコツやることや

人前で話をするのが苦手で、

そんなに得意な人間ではなかったと言っても

信じてもらえないかもしれないんですが。。

 

でも、結局のところ、

「できる」「できない」の基準って

自分の主観でしかないしけっこう曖昧なんですね。

 

米光一成さんの「自分について考えるためには

他を観察せよ」という言葉や、
ブレイディみかこさんの

「人間の本質は変わるということ」という言葉が

自分の実感として

ちゃんと飲み込めるようになったことも

大きかったかもしれません。

 

そうした苦手意識に乗っ取られ、

支配されてしまわずにいられるかどうかは、

苦手意識の正体が

実は意欲の裏返しだったと見抜けるかどうかに

かかっているわけですが、

自分が勝手につくった幻想にすぎなくて、

観念次元のものとして相対化し、

距離をおいて眺められるようになりさえすれば、

ずいぶんと楽になるんじゃないでしょうか。

 

結局、自分がどう見ているかでしかなく、

するかしないかだけなんだってわかると、

何事も最終的には

自分次第ってことになるので。

※冒頭の画像は2/4伊坂ダムにて撮影しました

 

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