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血圧と塩分摂取量についての常識を問う

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血圧と塩分摂取量についての常識を問う

血圧と塩分摂取量についての常識を問う

2023/02/23

今日の記事は健康関連の話題です。

 

血圧を気にされている方にオススメの本のご紹介と、

塩分摂取量の研究について最新情報を。

 

わたしの血圧は、若い頃から上が140〜150mmHg、

下が85〜90mmHgくらいあり、

病院で測る度に「ちょっと高いですね」と言われます。

 

それでも、血圧を下げることを目的とした薬は

漢方薬以外は飲まずに過ごしてきました。

 

そもそも、血圧の正常値というのが

まさに人間の大脳思考の産物であって、

あまりアテにしていないからです。

 

血圧が高い理由というのは

人によってまちまちで、もちろん

重大な病気が隠れている場合が

全くないとはいえません。

 

でも、降圧剤を飲んでいる人は、

脳梗塞のリスクが

飲んでいない人の2倍というデータもあるようで、

プレジデントオンラインによる

次の記事をご覧ください。

本当は恐ろしい降圧剤がもたらす副作用

 

人間の身体はホメオスタシスがはたらいていて

バランスが保たれているわけですから、

血圧だけを人為的に下げようとすれば、

そのバランスが崩れ、

脳梗塞やがん、認知症など別の病気を

引き起こしかねないでしょうから。

 

血圧が気になる方は、

冒頭の写真で紹介した松本光正医師の本などを

読まれてはいかがでしょうか。

 

あと、血圧は塩分摂取とのつながりを

言われることも少なくないんですが、

崎谷博征医師が、2021年に報告された

塩の摂取量と病気、寿命の関係を調査した

大規模な観察研究のことを

こちらのblog記事に書かれていました。

 

この研究で判明したことは、 

塩の摂取量が多いほど寿命が延び、

あらゆる慢性病による死亡率が低下したという

相関関係が示され、塩分摂取量が1日10–12.5 gが

寿命延長効果のピークとなっています。

 

でも、日経新聞社のこちらの記事にあるように、

WHOは2013年に大人の塩分摂取量は、

1日5g以下にすべきと発表しているんですが、

さてさて、どちらが正しいんでしょうか?

 

結局、情報過多なこんにち、

専門家では無いわたしたちは、

こんなふうに相反する情報があると、

「どれを信じればいいかわからない」

ということになってしまいがちです。

 

でも、こういうときこそ

医療とは直接関係の無いリベラルアーツが

力を発揮してくれるのであって、

自分の頭で考えて判断するための

知的ストックにどれだけの厚みがあるかを

問われるわけです。

 

※関連参考記事

調味料は塩よりも油が重要
「3大偽装食品」って知っていますか?
 

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