寺子屋塾

12/25(日)13:30より映画『ベリーオーディナリーピープル』上映会やります

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12/25(日)13:30より映画『ベリーオーディナリーピープル』上映会やります

12/25(日)13:30より映画『ベリーオーディナリーピープル』上映会やります

2022/11/22

火曜は生活デザイン・ヘルス関連の話題を

投稿しているんですが、今日はイベントのご案内です。

 

カテゴリー的には、

精神障害福祉・精神医療の分野に属する

べてるの家のドキュメンタリー映画

『ベリーオーディナリーピープル(以下VOPと略』

の上映会なので、ヘルス関連の話題には

違いないんですが。

 

 映画『ベリーオーディナリーピープル』

  予告編その1 ビデオ上映会

 

日 時:2022年12月25日(日)
時 間:13:30〜16:30
   ※上映時間60分位、終了後意見交換
場 所:寺子屋塾 中村教室
定 員:8名ほど
参加費:1,000円
申込み:Facebookアカウントをお持ちの方は
    
こちらのイベントページ

    その他の方は寺子屋塾ホームページ

    問合せ欄

    もしくは電話080-3668-4919にて

 

 

月曜の「今日の名言シリーズ」カテゴリーで

9月初め頃に、べてるの家の向谷地生良さんの

「どんな種が蒔かれても実る黒土のような場」

という言葉を紹介したことがありました。

 

その記事を未読の方や、
べてるの家のことをご存知ない方は、

こちらの記事をまずご覧ください。

 

その記事のなかにも書きましたが、

名言として紹介した向谷地さんの言葉は、

映画『VOP予告編』その1の終盤部で登場します。
 

2015年11月21日づけ朝日新聞朝刊の

鷲田清一さんの「折々のことば」でも、

映画『VOP予告編』その1から

向谷地さんの言葉が紹介されていました。

 

 

わたし自身、30代半ばにこの言葉に出会えたことで、

「病気は宝物」という認識がしっかり腑に落ちて、

当時抱えていた病気にも大きな変化が訪れました。

 

というのは、23歳のときから10年以上にわたって

マクロビオティックの食事を実践していたんですが、

真面目に玄米を食べても病気が治らないので、

おかしいなぁおかしいなぁとおもい始めていたのです。

 

つまり、それまでのわたしは病気を悪者と考え、

病気を否定し、治すことばかりに躍起になって、

頑張って健康を目指していたわけですから、

治らないのは当たり前なんですね。

 

映画『VOP予告編』その1には、

精神疾患、精神障害の人たちが皆さんぼかしなしで

実名を名乗り、ナント「精神病が誇りだ!」と

いう人まで登場します。

 

べてるの人たちが、病気を受け入れ

病気のままで幸せに生きている姿を見て

以後、わたしも病気を治すことを目的に

ガンバルのはやめ、病気に感謝し、

病気治し以外のことに気持ちを向けるようにしたら、

それまで気になっていた症状が

ほとんど出なくなってしまいました。

 

 

映画のプロデューサーは、

未来デザイン考程を開発された清水義晴さん。

 

映画を監督されたのは、

ドキュメンタリー映像作家の四宮鉄男さんで、

以下は、四宮さんの制作コメントです。

 

(引用ここから)

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べてるの家の日常を撮り続けていると、

えっ、そんな生き方があるの!という

驚きの連続だった。

ベてるのメンバーの生き方を見ていると、

自分自身の生き方が炎り出されてくる。

自分がどう生きるのか?

自分らしい生き方とはどういう生き方なのか?

 

べてるのメンバーとの出会いが、

自分自身の生き方を見直し、

考え直すきっかけにもなっていた。

 

一方で、「ベリー オーディナリー ピープル」の

ビデオを見た人たちの中には、

彼らの生き方というより、自分自身の

生き方の問題として受け止めている人が多い。

べてるの人たちの生き方を見ることで、

自分の今の存在の仕方に安心したり、

励まされたり、元気をもらえたような気がするという

感想がたくさん寄せられている。

 

イメージの中では求めつづけていながら、

まだ自分の生き方では実現できていないものが、

べてるにはたくさんあるようだった。

そこには、これからの時代を生きていくための、

実に豊かな知恵が溢れているように感じられる。

彼らの生き方には、何か、

私たちの生き方へのヒントや

モデルになるようなものがありそうな気がする。

 

ベてるのメンバーが、

見栄とか効率とか周りからの評価とか、

余計なものはいっさい削ぎ落として、

素のままの自分として生きていることも、

その一つだった。

 

そうした生き方ができるのも、おそらく、

精神病という病気が、人間が生きるということの

根源を問い詰めるような

病気だからではないだろうか。

 

しかも彼らは、そこから生還してきた人たちである。

つまり、彼らの人生の失敗も、つらさも、

痛みも苦労も、その一つ一つが、私たち自身が

生きるということにとっての、大事な宝物なのだ。

 

べてるの家からのメッセージは、

健常者と言われる人たちや、

自分を健常者と思いながら、毎日を悩み

苦しんでいる人たちへの励ましの

メッセージのように思われる。

 

苦労や悩みがあってもいいじゃないか。

つらいことがあってもいいじゃないか。

もっと毎日を、明るく、

たのしく、幸せに生きていこうよ!

 

奇妙なことに、

『ベリー オーディナリー ピープル』8巻のビデオは

すべて予告篇である。

予告篇といっても、それぞれ1時間から1時間半、

最長で2時間の作品もある。

 

毎日毎日を生きていくことには限りがない。

完結しないし、変化していく。

「べてるはこうです」なんて、言い切れない。

意味づけや結論や、完結性は邪魔だった。

だからどこまでも予告篇なのだ。

べてるは素晴らしいという賛歌ではなく、

ただ、その時その時を輝いて生きている

メンバーたちの今を描くことで、

同じ生きている時間を私も共有したいと思ったのだ。

 

『ベリー オーディナリー ピープル』は、

べてるの家の日常にただカメラを向け、

ただ撮っただけのものである。

ドキドキハラハラするようなストーリーはない。

ドラマチックでもない。

感動に涙するような場面もない。

しかし圧倒的におもしろい。

 

それは、登場してくるべてるのメンバーが

おもしろいからである。

彼らが、実に、明るく、たのしく、幸せに、

生きているからである。

そんな「べてるの家」の生き方って、

どんな生き方なのだろうか?

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(引用ここまで)

 

では12/25ビデオ上映会でお目にかかりましょう!

 

Facebookアカウントをお持ちのかたは、

こちらのイベントページをアクセスください。

 

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