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12/3の第24回インタビューゲーム4時間セッションのご報告

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12/3の第24回インタビューゲーム4時間セッションのご報告

12/3の第24回インタビューゲーム4時間セッションのご報告

2023/12/06

先週日曜12/3午後1:30〜5:30に、
第24回インタビューゲーム4時間セッションを

実施しました。

 

第11回からは寺子屋塾生の有志が

メインファシリテーターを務め、

わたしはそのサポート役にまわるカタチにて

開催しているんですが、

今回メインファシリテーター役を

引き受けてくれたのは、

塾生の田中天顕(たなかたかてる)さん。

 

寺子屋塾でのインタビューゲームは、

らくだメソッド開発者・平井雷太さんが

もともとは、らくだメソッドの

指導者養成プログラムとして

開発されたプログラムで、

ペアになって20分聞き合い、

その内容をB6カードに20分でまとめます。

 

 

2016年6月から、

3ヶ月に1回のインターバルで開催している

このイベントなんですが、

今年はわたしのプライベートな事情で

6月と12月の2回しか開催できませんでした。


また今回は、最初に示したフライヤーのとおり、

前々日の段階で申込者が8名あって

満席になっていたんですが、

参加メンバーとしてエントリーしていた1名が

風邪のために欠席となり、

参加者数が7名に。

 

前記したとおり、

インタビューゲームは

原則として2人一組で行うプログラムですから、

過去にも奇数名になったときには何度かあり、

そんなときには、わたしが

プレイヤーとして参加したこともありました。

 

ただ、わたしは後の懇親会の準備を

メインプログラムが進行している中で

行う必要があるため、

プレイヤーとしても参加すると

なかなかタイトな状況になります。

 

それで、最近では、

そうしたときには、参加者の一人に

メインファシリテーター役のサポート役に

まわってくれるようにお願いしてきたんですが、

今回は、これまで何度もセッションに参加している

塾生の山下櫻月さんが

ちょうど自分は来年1月に

インタビューゲームを使った集まりを

準備していることもあって、ファシリテーターを

アシスタントする立場での参加を

受け入れてくれたのでした。

 

そういう事情で今回は、

プレイヤーとしての参加が

2名×3組=6名

 

 

 

懇親会用におでんを準備していたんですが、

塾生の早川なつさんが

教室の隣にある無目的ルームで

メインプログラムと同時進行で

おでんの準備をすすめてくれました。

 

冒頭の付箋の写真は、

ふりかえりセッションの際にシェアしたもの。

 

以下は参加された皆さんに

セッション終了時に書いて頂いた

感想カードの内容です。

 

(引用ここから)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●今日は今までほどヘロヘロになっていない!!! 少しだけ慣れたのか?ペアのMさんが良かったのか?とにかくヘロヘロを覚悟して来たのに、むしろ気分転換になっている。 今回も、自分のコミュニケーションに対して理解が深まったし、他者の話を聞いてすごく面白い時間でした。表現をしていい場として、この時間に参加できた自分「ビバ」を贈ります。ありがとうございました。

 

●最初は4時間も何するんだろうと思っていましたが、全然時間が足りませんでした。仕事がなければこの後の懇親会に参加してまだまだお話ししたかったです(泣)。初めてインタビューゲームに参加してみて、20分間質問し続けることの難しさを感じました。話す側の20分に比べて、聞く側の20分の方が長く感じました。話す側では、事実は話しやすかったけれど自分の気持ち(特に現在進行形の気持ち)を言語化するのが苦手だなと再認識しました。また、数学の具体的な授業の話をするときにどこまで具体的に話そうか迷う場面があって、異なる予備知識を持つ人と話すことの難しさを感じました。普段も数学の話は、どうせ言っても分からないだろうと思って、抽象的なことしか言わないことが多いですが、その授業の話が他己紹介文に入っていなかったのを見て、伝えきろうとしなかった話や抽象的な話はやはり伝わりづらい(印象に残らない)のかなと思いました。聞く側では、「聞く自由」が保障されていたことで、普段だったらためらってしまう質問ができました。「ノー」を覚悟して聞いたけれど、答えてくれたということでその事柄への捉え方が中垣間見えた気がして興味深かったです。職業的にも「聞く力」を養っていきたいです。


●(主催者、参加者全員の方に、私の話を聞いて下さってありがとうを伝えたいです)私は、このゲームに参加することで、Mさんの言うような「相手から学ばせていただく」姿勢を体感できたように思います。自分の目的のために聞くこととはまたちがったコミュニケーションの価値を知れました。また、ふり返りの時間では、人の9割は話したい人であるとか、良い悪いではなく使い方が大事であるとか、普段の会話では指摘されない事柄が多く拝聴できたように思います。そもそも、このゲームの目的は「普段の会話でできていないことに気付き、実践する」ことを含んでいるように記憶しており、その目的が少しでも果たせたと思うとうれしくなります。一方で、私がこのゲームで気付いたことを付箋に書いたときに、ネガティブな反省文が殆を占めたことに驚きつつも、私はこのように反省しながら成長してきたのだと納得しました。


●終わってみると. ペアとなったYさんの内面に迫ることに課題をもちました。 今日は、ルール確認のとき、自己規制せず、常識に囚われず、聞いてみたいと思ったことは何でも聞く」の部分が心に留まったのですが、ふりかえると当たりさわりのない質問が多かったように思います。もう少し内面に迫る問いをすることを心がけることも、一つの手だと思いました。 
Yさんにしてもらったインタビューでは、「一言で言うとどんな性格ですか」から出てきたことが、新鮮でした。聞いてもらえてありがたかったです。全体共有でも言いましたが、Yさんの軽く聞く姿勢と自然体な感じのおかげで、とても話しやすかったので、普段のコミュニケーションから見習おうと思います。本日もとってもたのしかったです。 皆様ありがとうございました。

 

●それなりに関係性のあるお相手とのペアでも、開く時に間が空いてしまったことに驚いた。逆にだからこそなのかもしれないけれども・・・。セッション後のシェアの段階になって、お互いキンチョウしていたことを知れたので、やっぱりシェア会もあってのインタビューゲームだなぁと改めておもった。「20分でどれだけ相手の本質にせまれるか」というのは、易しいことではないし、ほんの十数回(それも期間が空いている)でできることではないのだから、肩肘張らずにたのしみたいなあとはおもっているけれど、「これがほんとうに話したいことだったのかなあ」と相手の聞く側にまわる度におもってしまうクセはある。問いとしてフワッともっておく、アタマの片隅においておくのは大事かな。 今回なら「個展直後ということを知っていたのでそのハナシをもっときいた方がよかったのでは?」とか。ただこれも、「いいインタビューとそうでないインタビューがあって、それはこういうモノだ」という幻想からきているのかな?ききたいことがありすぎると前のめりになって空回りやすいという気づきもあった。あと、参加者のHさんは「話しきりたい」と言われていたが、わたしは「書ききりたい」人なのかも、とも(笑)。編集能力を高めたいというか、シンプルかつ周囲にも伝わるような書き方が短時間でできるといいなとおもった。

 

●今日のインタビューゲームでは、自分の伝えたい意図をそのままに相手の人に受け取ってもらう事の難しさを感じました。難しいというよりも、そもそも自分の伝えたいことは相手にそのまま伝えられないものと考えた方がいいのか。ふりかえりの中で「リズムも大事」とあったが、そうだと思ったし、相手の様子、声の出し方、表情、のっているかのってないか......など、相手の様子を良く観察しながら質問をしていくことも大事だと思った。
そう考えると、メールやLINEは、相手の表情や、様子、声のトーンなどがわからないツール。そういうもので真のコミュニケーションに近いものが実現可能なんだろうかとそこに問いが立った。以上今日の気づきでした。

 

 

●オブザーブ参加として場に関わった山下櫻月さんの感想カード

・初めて、オブザーバーとして参加させていただき、来年1/21に自分が主催するインタビューゲーム会への、いい順備となりました。 
・その立場だからこそ、その方がこれまでの人生で培ってこられたもの、大切にしてこられたものが現れて来るのだなーと、全体を観て感じました。 
・付箋にも書きましたが、「参加者として、任されると困る点」と「指示介入されてはイヤな点」に気づけたので、これからも思い出すようにしたいと思いました。 
・午前中に聴いた寮美千子さんのお話(奈良少年刑務所での、更正プログラム等)のどまん中「人に受け入れられる経験の大切さ」ともシンクロしてて学びが深まった。

 

●メインファシリテーターを務めた田中天顕さんの感想カード

今日は寺子屋塾で初めてファシリテーターを務めさせて頂き、とても学びになりました。改善点のたくさんある進行だったけど、井上先生のフォローでなんとか無事に終えることができました。プレイヤーとして参加するよりも、ファシリテーターとして場に関わったことで、ルールや仕組みなど、今ままで見えているなかったインタビューゲームのすごさを垣間見た気がしました。そして、「いかに聞くか」が大事で、自分の聞き方が客観視できていないことがわかりました。聞き方にも色々なやり方や姿勢、要素、在り方?もあるのだとわかり、今日はその片鱗に触れた気がしました。インタビューゲームは色々な仕組みが仕掛けられているようで、自分で〝いかに使うか〟などを考えながら、もっと深めていきたいと思いました。

 

 

さてそれで、寺子屋塾主催の

インタビューゲーム4時間セッションの次回は、

来年3月の休日を予定しています。

 

前記したように、

塾生の山下櫻月さんがインタビューゲーム会を

来年1/21に準備しているんですが、

その会でファシリテーターを務める

塾生の板倉匡利くんが、

ちょうどインタビューゲームの話題で

blog記事を書いていたので、

ここにシェアしておきます。

【インタビューゲームの紹介】

【日常に直結する問いも出たインタビューゲーム】

 

インタビューゲームに関心ある方は、

1/21に街と珈琲で行われる会への参加も

ご検討下さい。

 

あと、今年の5月に行った寺子屋デイの後に、

わたし自身がこの30年間に

インタビューゲームを

100回以上繰り返した体験したことで、

なぜ人生が大きく変わってしまったのか

というテーマで

8回にわたって投稿したことがありましたので、

そちらの記事も未読の方はどうぞ!


インタビューゲームでなぜ人生が変わるのか(その1・ジョハリの窓から)

インタビューゲームでなぜ人生が変わるのか(その2・3つの幻想領域をふまえて)
インタビューゲームでなぜ人生が変わるのか(その3・相互に相手の自由意志を尊重)
インタビューゲームでなぜ人生が変わるのか(番外編1・内田樹『先生はえらい』)
インタビューゲームでなぜ人生が変わるのか(番外編2・二村ヒトシ『すべモテ』)
インタビューゲームでなぜ人生が変わるのか(番外編3・平田オリザ『わかりあえないことから』)
インタビューゲームでなぜ人生が変わるのか(番外編4・中原淳&長岡健『ダイアローグ 対話する組織』)
インタビューゲームでなぜ人生が変わるのか(番外編5・高木泰子さんの感想)

 

 

 

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12/10(日) 未来デザイン考程ワンデイセミナー

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 1/28(日) 映画VOP予告編⑥ビデオ上映会

 2/4(日) 『言葉のズレと共感幻想』読書会#6

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