実践に至るまで7年かかった原始人食
2022/06/07
わたしが現在の寺子屋塾で実践しているような
「教えない教育」にたどり着いた背景には、
16歳(高校2年)の頃に得た病に対して、
医療的な手段を必要以上に頼ることなく
食を中心とする生活次元からアプローチしてきた
自分自身の体験がありました。
医者や薬が病気を治すのではなく、
あくまで医療というのは、誰にももともと備わっている
「自然治癒力」が駆動するための
きっかけづくりにすぎず、
わたしたちの身体をつくる一番のモトは、
毎日飲み食いしているものであると
気づかされたわけですが、
さまざまな健康法についての書物を読みあさり、
マクロビオティックの食事法を始めたのが
23歳のときでしたから、結局
実践に至るまでに7年間かかったことになります。
寺子屋塾を起業して3年ちょっと経った時点で、
マクロビオティックの普及団体より原稿の依頼を受け、
それまでの経緯や仕事内容について書いた原稿があり、
こちらの旧ブログ記事でご紹介したことがあるので、
詳細はここでは繰り返しません。
今年の秋には63歳になるわたしですから、
おもいかえせば
40年も試行錯誤を続けていることになりますし、
食生活というテーマについて考えることは、
重要なライフワークのひとつと言っていいでしょう。
そのような長年取り組んできたテーマですから
毎日更新しているblog記事の1日分の分量では
とうてい総てを語り尽くすことはできませんし、
何回かに分けて書くことになる予定です。
それで今日は、去年の春に始めた原始人食について
最も基本的な枠組みのみを示そうとおもうんですが、
「現代食」と「原始人食」の三大栄養素が占める
割合の比率の違いについては、
冒頭の写真の表で示したとおりです。
2013年3月に出版された
手にいれて読んだのは出版後すぐのタイミングで、
毎年大晦日に投稿している読書ふりかえりでも
2013年ベスト10にリストしていました。
しかし、前記したように、
長年マクロビオティックをベースに実践してきた
わたしにとっては「原始人食」の内容は
簡単に受け入れられるものではなく、
実践に至るまでに7年余の年月が必要だったのです。
原始人食の特徴をざっくり言うとすれば、
炭水化物の占める比率をやや減らし、
穀物を減らして単糖、二糖、果糖に変え、
動物性タンパク質をしっかり摂り、
脂肪は植物性の不飽和脂肪酸を極力控えて、
動物性の飽和脂肪酸中心に切り替える、となります。
なぜそういうことが言えるのか、
わたし自身がどういうプロセスで
ここにたどり着いたかなどについては、
おいおい詳しく書いていこうとおもっていますが、
原始人食の詳しい中味を早く知りたい方は、
つぎのページなどをご覧になってみてください。
原始人食のやり方を医師が解説(特選街webより)