トーマス・J・ワトソン『IBMの5つの言葉』(今日の名言・その120) 2024/12/25 1.本を読め 2.事物を鋭く観察せよ 3.人の話をよく聞け 4.なるたけ大勢の人と話し合え 5.ときどき、たった一人になって モノを考えてみよ ※トーマス・J・ワトソン(1874~1956・IBMの初代社長を…
孤独は人のふるさとだ。恋愛は人生の花だ。(坂口安吾『恋愛論』より) 2024/12/17 一昨日12/15に投稿した記事では今日の名言・その113として坂口安吾『堕落論』の言葉を紹介しました。1955年に亡くなった坂口安吾は現在では著作権が切れているので、『堕落論』は青空文庫で読めます今日…
本居宣長『排蘆小船』の一節をおもいだして 2024/12/16 昨日12/15投稿した記事で、坂口安吾『堕落論』を紹介したんですが、わたしも最近この本を久しぶりに読み返していて、おもいだしたことがありました。それは、江戸時代中期に古事記を35年かけて読み解い…
坂口安吾『堕落論』より(今日の名言・その113) 2024/12/15 人間は堕落する。 義士も聖女も堕落する。 それを防ぐことはできないし、 防ぐことによって 人を救うことはできない。 人間は生き、人間は堕ちる。 そのこと以外の中に 人間を救う便利な近道はない。 ※坂…
ヴァレリー「むずかしいのは発見したものをおのれの血肉と化すること」(今日の名言・その112) 2024/12/12 発見など何ものでもない。 むずかしいのは 発見したものを おのれの血肉と化することである。 ※ポール・ヴァレリー(1871~1945・フランスの著述家、評論家)『ムッシュー・テストと劇場で』より ※冒頭…
「狼なんかこわくない」と言いきるために(庄司薫『狼なんかこわくない』その4・最終回) 2024/12/09 昨日投稿した記事の続きです。12/7に投稿した記事から、庄司薫さんが1971年に書かれた長編エッセイ『狼なんかこわくない』のことを書いていて、今日が4回目の記事になるんですが、タイトルに記した通り…
強さに支えられたやさしさを育てること(庄司薫『狼なんかこわくない』その3) 2024/12/08 昨日投稿した記事の続きです。一昨日投稿した記事から、庄司薫さんの『狼なんかこわくない』のことを書いていて、これで3回目の記事になりました。昨日の記事では文庫本の巻末に収められている萩原延壽…
若々しさのまっただ中で犬死にしない方法序説(庄司薫『狼なんかこわくない』その2) 2024/12/07 昨日投稿した記事の続きです。昨日は、1971年に書かれた庄司薫さんの『狼なんかこわくない』から情報洪水と価値の相対化と題されたを引用して紹介しました。あの文章をわたしが最初に読んだのは高校…
「情報洪水と価値の相対化」とは?(庄司薫『狼なんかこわくない』より) 2024/12/06 少し前に塾生のひとりから、「先生は毎日ブログを書かれていますが、何かを伝えたいという気持ちがあって、そうされているんですか?」と問われたことがありました。まあ、ふつう、そういうふうにおもい…
不可避なことをどう受け入れるかが人生(吉本隆明『ひとり 15歳の寺子屋』より) 2024/11/26 今日は昨日投稿した記事の続きを。この記事を書き始めたきっかけは、昨日の記事にも書いたとおり、マンガ家・吉富昭仁さんの制作現場を紹介するYouTube動画を観たことです。したがって、この記事を書き始…