「どうするか」から「どうあるか」へ(つぶやき考現学 No.60)
2021/11/21
「どうすればいいか」という問いは
未来にあるが、
「どうあればいいか」という問いは
現在にある。(2019.3.19)
COMMENT:『夜と霧』などの著作で知られる
精神科医ヴィクトール・フランクルは、
人間が実現できる価値は
創造価値、体験価値、態度価値の3つに分類されると
考えたそうです。
人は「何かを生み出さなければいけない」
「何かを体験しないといけない」と
考えがちですが、フランクルは、
アウシュビッツという極限状況のなかにあっても
人間らしい尊厳のある態度を取り続けた人が
存在したことを体験し、
この3つの価値のうち、
人間が最後まで実現しうる価値として
態度価値を重視しました。
そんな話を聞いたときに
浮かんだ言葉を書きとめた詞がこれです。
いまを生きることなくして、
未来はありません。
※井上淳之典のつぶやき考現学 No.60