井上さんってドラえもんみたいですね
2022/04/09
藤子不二雄Aこと安孫子素雄(あびこもとお)さんが
4/7に亡くなられたことが報じられました。
藤子不二雄Fこと藤本弘さんとの
藤子不二雄名義での
最後の共作だった『オバケのQ太郎』の
TVアニメが放映されたのがちょうど
わたしが小学校1年生のときだったんですが、
当時のことがとても懐かしく想い出されます。
『オバケのQ太郎』の最終回が放映されたときは、
番組が終わってしまうのが悲しくて
当時はビデオ録画できる機械がなかったので、
テレビの音声をテープレコーダーに録音して
何度も聴いていたものです。
コンビ解消後、藤子不二雄Fによるドラえもんが
小学館の学年雑誌に登場したのは、
わたしが小学校5年生のときでしたが、
当時はそんなに人気はありませんでした。
冒頭の写真は、わたしがいま使っている
iPhone12miniのアプリトップ画面なんですが、
20ぜんぶ揃えるとドラえもんになるという
これらのアプリは、2010年に公開された
映画「ドラえもん のび太の人魚大海戦」の
PRをかねて作られたものです。
期間限定アプリなので、今ではもう手に入りません
・・・といっても、OSがバージョンアップしたために、
これらのアプリはもう
ほとんど動かなくなってしまっているんですが。
ところで、以前にわたしの仕事を
手伝ってくれていた人から、
「井上さんってドラえもんみたいですね」と
言われたことがありました。
それまで自分のことをドラえもんみたいだと
おもったことはまったくなかったので、
びっくりしたんですが、
いろいろ困ったことや問いを投げかけると、
教室の本棚やわたしのアタマの中の引き出しから、
書籍や情報、未来対応型の学習ツールなどが
いろいろ出てくるからでしょうか。(^^;)
ご存じのように、ドラえもんの漫画も、
ごく普通の日常生活が舞台なんですが、
寺子屋塾の学習においても
〝日常〟という言葉はとても重要なキーワードです。
野比のび太は、勉強も運動も苦手で、
弱虫のボケキャラ代表のような存在なわけですが、
困ったことが起きると
すぐにドラえもんに泣きついて頼ってしまいます。
そうしたときにドラえもんは、ポケットから
さまざまな「ひみつ道具」を出してくるわけですが、
だからと言ってドラえもんは、
のび太が直面している問題を、
のび太の代わりに解決してしまうわけではないし、
正解を教えるわけではありません。
つまり、ひみつ道具をつかうことで、
問題がすぐ解決してしまうことはほとんどなく、
問題がよりいっそう複雑にこじれたり、
予期せぬ状況を生みだしたりします(笑)。
でも、その体験によって、
のび太やドラえもんも含め、まわりの人が、
それまで見えていなかった大事なことに気付いたり、
貴重な教訓を得たりするという
ストーリー展開が多いわけですが・・・。
わたしは誰かが抱えている問題を、
その人に成り代わって解決することはできないし、
わたしが教えたいことを一方的に教えたところで、
ほとんど意味をなさないように常々おもっているので、
そういう意味でいうなら、わたしもまさにそうした
ドラえもんのような存在といえるかもしれませんね。