うまくいかないときこそチャンス!(つぶやき考現学 No.11)
2022/05/11
うまくいかないことや
おもいどおりにいかないことに
つきあたったとき、
ひとはたいてい
起きている事実を見る目を塞いで
そのことから逃げるか、
逆に、過剰に注視して
まわりの人を責めたり
自分を責めたりしてしまうかのどちらか。
目の前に起きていることを
ひとつの事実として
そのまま受けとめればいいだけなのに、
逃げようとしたり
過剰注視したりするのは、
起きているコトの善し悪しに
とらわれているからで、
いずれも根っこは同じ。
でも、自分はもちろん
誰かを責めたところで
状況は何も変わらないし、
目の前の事実から
どんなに逃げようとしても
逃げ通せることはなく、
いつかはその事実と
向き合わなければならないときがやってくる。
だから、うまくいかないときこそ、
自分はなにをもって
「うまくいった」と判断するのか
善し悪しを判断するモノサシ自体を自覚し
それを問い直すチャンスにもできるし、
おもいどおりにいかないときこそ、
自分が本当はどうしたかったのかについて
考えるチャンスが与えられたとおもえばいい。
うまくいかないときこそ、
おもいどおりにいかないときこそ、
目の前に起きていることへの
折り合いのつけ方を学ぶ
チャンスだとおもえばいい。(2016.3.24)
※井上淳之典のつぶやき考現学 No.11