変わっていく一瞬一瞬をみつめていくことが生きること(つぶやき考現学 No.6)
2022/06/01
病気を治そう、健康になろうとがんばるほど
新たな病気を生み、
不健康になっていくことに気づいた。
自立しよう、強くなろうとがんばるほど
まわりから孤立していくことに気づいた。
人のためにやっているつもりだったことが
実は自分のためだったことに気づいた。
世の中がおかしい、
社会を変えなければとおもっていたら
問題は自分自身の中にあることに気づいた。
問題があることが悪いことだとおもっていたら
世の中に問題のない人など
1人としていないことに気づいた。
努力しがんばって自分を変えようとしたら、
がんばればがんばるほどこじれていくことに気づいた。
イノチあるものは、無理に変えようとしなくても
変わりたい方へと自然に変わっていくことに気づいた。
問題と向き合いながらも解決を急がず、
変わっていく一瞬一瞬をみつめていくことが
生きることだと気づいた。 (1998.2.10)
※井上淳之典のつぶやき考現学 No.6