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17才の私はずっとそこにいる(薬師丸さんの誕生日に寄せて)

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17才の私はずっとそこにいる(薬師丸さんの誕生日に寄せて)

17才の私はずっとそこにいる(薬師丸さんの誕生日に寄せて)

2022/06/09

木曜はマネジメント関連の記事を書いているんですが、

たまにはちょっと違った切り口から

書き始めてみようかと。

 

今日6/9は女優の薬師丸ひろ子さんの誕生日です。

 

中村教室の本棚には、ムツカシイ哲学書もあれば、

お気楽な漫画本もあるという感じで

さまざまな分野の本が並んでいるんですが、

なぜかその片隅には1979年に出版された

こんな写真集(写真1枚目)がさりげなく置いてあり、

しかも直筆サイン入り!だったりします。

 

また、このサインは1981年7月に公開された

映画『ねらわれた学園』(写真2枚目)の舞台挨拶で

名古屋に来られた際、当時名駅の地下街テルミナにあった

三省堂書店の企画で催されたサイン会に参加して

持参して書いて貰ったんですが、

そのとき彼女はまだ17才の高校2年生でした。

 

角川事務所の方針もあり、この頃の彼女は学業優先で

マスコミへの露出等も抑えていて、

サイン会もそんなに頻繁には行われていなかったので、

これはかなりレア物だとおもいます。

 

そのときサインのお礼に、橋本治さんの

『シンデレラボーイ・シンデレラガール』を

プレゼントしたんですが、

そんなことが懐かしく想い出されてきました。

 

浮き沈みが激しいと言われる芸能界ですから、

デビュー以来40年以上という長期間にわたって、

しかも今なお現役で活躍されているのは、

ファンのひとりとして嬉しいことです。

 

還暦を過ぎたオジサンにも

かつてはこんな青春時代があったということで。笑

 

それで、ちょうどこのサインを書いてもらったときの

薬師丸さんが17才だったということから

おもいだしたのは、5日前に最終回が放映された

NHK土曜ドラマ「17才の帝国」のこと。

 

とっても良いドラマだったので、

そのうちこのドラマだけに絞って

記事を書くことになるかもとおもってるんですが、

最終回にウーアの閣僚のひとり・雑賀すぐりが

ヒロイン茶川サチに言った次のセリフが

とても印象にのこっているので、

今日はそれだけご紹介。

 

「私17才の時、学校を燃やそうと思った。

 思っただけだけど。

 あの頃の私はすべてに怒ってばっかりだった。

 自分の怒りで窒息しそうだった。

 思い出したくもない。

 だけど、17才の私はずっとそこにいる。

 あんたもそんな自分をずっと抱えて生きてくんだよ」

 

そうなんです。

17才の私はずっとそこにいる・・・

 

音楽家の坂本龍一さんが、5年ほど前に書かれた

WIERDのインタビュー記事で、

60才を過ぎても18才の頃に考えたことと

同じようなことをやっているというか、

若い頃に考えたことが、その後の人生の方向を

決定づけているということを話されていました。

 

わたし自身のことをふりかえってみても、

高校2年生のときに大きな病気をして

ちょうど17才ぐらいの頃に考えていたことが、

その後の人生の大事な核となっているという話は

まったくそのとおりだなと。

 

肉体は60才を超えているというのに、

17才ぐらいの頃から、

精神年齢があまり進歩していない

というだけなのかもしれませんが・・・

 

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