からだとこころの健康学
2022/07/12
火曜は生活デザイン&ヘルスカテゴリーで
記事を投稿してます。
今日は、読書関連でもあるんですが、
6/12にこちらのblogに投稿した記事
NHK出版「学びのきほん」シリーズのこと で
冒頭の写真に載せた6冊のうちの1冊
ご紹介しようとおもいたちました。
6/12の記事を未読の方は、
是非そちらを先に読まれてから
この記事をご覧頂けると有難いです。
とくに、編集を担当されている
必読に値する内容です。
ちなみに、「学びのきほん」シリーズは
たぶんこの先も続々刊行されるとおもいますが、
2022年7月12日時点で18冊が出ています。
前の記事に書いたように、
最近ではこの「学びのきほん」シリーズに
すっかり嵌まってしまっているわたしなんですが、
稲葉さんの本を読んだのは、
このシリーズの2冊目でした。
本書の目次は次のとおりです。
はじめに――「健康」を再定義してみる
第1章 「健康学」って何?
第2章 「からだ」のきほん
第3章 「からだ」と「こころ」のつながり
第4章 自分にとっての「健康学」
おわりに――「健康学」という学び
健康学を深めるためのブックガイド
語りかけるような易しい文章で書かれている本書には、
難しい医学用語はほとんど登場しません。
でも、「あたま」と「こころ」と
「からだ」の関係といった本質的な話や、
ふつう、健康とはあまり関係が無いとおもわれている
仏教の「自力と他力」の話や、
能を大成した世阿弥の『風姿花伝』の一節が
引用されていてビックリされるかもしれません。
寺子屋塾の学習との関わりでいうと、
第4章に登場する次の2か所は、
わたしが教室でいつも塾生たちに話している内容と
重なっていると感じる方は少なくないでしょう。
大切なことは、あなた自身が
「からだ」や「こころ」と対話し続けるための
「問い」を立てることです。
「健康とは何か」という問いに対しての答は
一つではありません。
しかし、誰にでも共通する方向性があると
私は思っています。(78ページ)
違和感との付き合い方が上手くなったら、
次におすすめしたいことがあります。
それは「自分で決める」ということです。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、
これができている人は少なく、
しかも「健康」に生きる上で大切なことです。
(88ページ)
また、著者の稲葉さんは、
次のように書かれています。
本は対話のツールだと思っています。
本を共有することで対話が促進されたり、
深まったりすればいいなぁ、と。
『からだとこころの健康学』は
高い本ではありませんし(670円+税)
また、2時間ほどで読めてしまいますから、
是非とも購入して頂いて、
本書を手がかりに「対話」しましょう。