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読書会つんどくらぶ 第32回『存在と時間』(その2)開催レポート

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読書会つんどくらぶ 第32回『存在と時間』(その2)開催レポート

読書会つんどくらぶ 第32回『存在と時間』(その2)開催レポート

2022/10/07

金曜は読書関連カテゴリーの記事を投稿しています。

今日は、9/23午後に中村教室で行った

読書会つんどくらぶの開催レポートをお届けします。

 


今日は100分de名著ハイデガー『存在と時間』の

2回目だったんですが、

7/3に開催した1回目(第31回)のときの

レポート記事を未読の方は、

ご覧になってから以下の記事をどうぞ!

 

読書会つんどくらぶ 第31回『存在と時間』(その1)
開催レポート


今回の参加者は3名でした。

 

先回と同様、ビデオを観てテキストを読み、

意見交換に入ったものの、わたし自身も

「え?〝世界内存在っ〟てなんだっけ?」って状態で、

対話がなかなか前に進んでいきません。

 

主催の茜ちゃんとわたし以外は前回の参加メンバーと

ガラッと入れ替わっていることに気がつき、

会の冒頭で1回目の内容を少しシェアしてから

第2回の内容に入った方が良かったなぁと

おもったのも後の祭りで、

2ヶ月半経ってると忘れてしまうものですね。

 

それと、哲学がテーマとなっている場合、

前提を確認したり、言葉を定義したりして

一つひとつ積み上げて書かれていることが多いので、

途中から入ったときに、

わけがわからなくなってしまうことがしばしば。

 

それでも、その、あまりかみ合わないやりとりが

あったお陰で、自分が何がわかっていて

何がわかっていないかが鮮明に見えてきて、

そもそも「存在と時間」という本が、

どのような時代背景から、何をメインテーマにして

書かれたものなのか、コンテキスト共有の大事さを

改めて痛感しました。

 

後半部では人間はなぜ世人に支配されてしまうのか、

不安の源泉についての分析と考察が興味深く、

いよいよ本書の具体的な中身の話に入って来て、

ハイデガーの偉大さの一端を垣間見たおもいがして

次回以降がますますたのしみになってきました。

 

参加された方が終了時に書いて下さった

感想カードを以下ご紹介。

ご参加有り難うございました!

 

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●自分が幸せだと思ったことには、
自信をもって幸せに生きる
自分の感性を信じたい。

 

●意識を向けたところに感情が生まれる
 世人に取り込まれる ←→ 真のやすらぎ
 少しの不安とともに生きていくこと。

 不安をシェアして軽くしながら、

 人に頼って生きていきたいと思いました。

 世間話は苦手です。

 

●時間があっという間に過ぎた感覚があります。内容について細かく突っ込んでいたら、もっと深掘りできそうにおもいました。個人的には頽落に関すること(3つの特徴:世間話、好奇心、曖昧さ)や世人がもたらす無責任さ(「みんなこうしているから」という弁明や知らず知らずのうちに誰かを傷つけているかもしれない可能性について)など、についても対話をすすめられたらともおもいました。「存在とは何か」問い続けたいとおもいます。

 

●ハイデガーは存在について解ったつもりになっていないか?? を問うたわけだが、どう存在しているかを考えることをしなかったという西洋の人は、生きづらくなかったのだろうかとさえ思った。西洋哲学の中で西洋の人はどう考え、生きていたのか興味深く思った。

 

※以下の画像5枚は意見交換時のメモ
 

 

次回第33回は12月3日(土)14:00〜17:00に

決まりました。

 

100分de名著テキスト・ハイデガー「存在と時間」の

第3回を読む予定で、終了後は望年会も予定しています。

 

Facebookイベントページが間もなくOPEN予定!



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