「わかっているけどできない」ってどういうこと?(つぶやき考現学 No.104)
2022/11/09
「自分はわかっているけどできない」という人は、
「わかっている」こと自体がおもいこみで、
そもそも、わかっているかどうかと
できるかどうかは別のことなのに、
本当は何もわかっていないし、
できないのではなく、やろうとしていないことに
自分で気づいていない。
「自分は何もわかっていない」と自覚している人は、
わからないままでも
どんなにできなくても、
諦めてしまわなければ
だんだんできるようになっていくことが
わかっているので、
自分がやろうとしているかどうかだけが
問題の核心だと気づいている。
だから、わからないこと自体には
何の問題もないし、
できない現実に突き当たっても
そのことで落ち込む必要などなく、
できない体験を積み重ねていくプロセスで
後からすこしずつわかっていけば
よかったのだ。(2018.2.20)
※井上淳之典のつぶやき考現学 No.104