立花隆「生き方の十箇条」(今日の名言・その55)
2023/02/10
それを隠さず、それに負けない強さを持て ※立花隆「生き方の十箇条」(2010年、東京大学で行った立花ゼミで学生たちに語られたもの)
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去年の大晦日にNHK-BS1で放映された
「見えた 何が 永遠が 〜立花隆 最後の旅 完全版〜」
を観たことについては、こちらの記事に書きました。
とても大きな反響があったようで、
1月には3回ぐらい再放送があったんですが、
明後日2/12(日)の早朝 7:20〜9:00にも
再放送がありますので、見逃された方は是非
この機会にご覧ください。
さて、2010年に立花さんが東京大学で行ったゼミで、
学生たちに語られた「生き方の十箇条」のことは
番組「見た 何が 永遠が」では
扱われていなかったので、
備忘録としてここに書きとめておこうとおもいました。
わたし自身、立花隆さんのことは、
20代の頃からもちろん存じ上げていましたし、
ずっと気になる人物ではありましたが、
著書はあまり丁寧に読んでいません。
20代から40代の頃のわたしが
主に追いかけて来たのは
栗本慎一郎さんや梅棹忠夫さん、松岡正剛さんで、
いずれも知の巨人と言われる人々ですから、
あまり知の巨人ばかり追いかけていると
自分がオーバーフローを起こしかねないので、
立花さんに対しては、敢えて近づかないように
していたと言っていいかもしれません。
それで、「生き方の十箇条」のことは、
クロ現の追悼番組を観て初めて知ったんですが、
それでも、わたし自身が
信条としていることと重なっていることが
多くあって驚きました。
クロ現でも、十箇条の中で
立花さんが強調されていたのが、最後の10番目
「失敗は必ず起こる。
それを隠さず、それに負けない強さを持て」
であったと。
結局のところ、
ありとあらゆるデータなり、ものを考える材料は
いたるところにあるので、
それを自分で手に入れて、
自分の頭で考えることが何より大事だ
ってことなんですね。
立花ゼミが東大で実現するのに裏方を務められた
東京理科大・松田良一教授の秘話が
朝日新聞論座の記事にあったので、最後にご紹介!
東大立花ゼミの誕生秘話
「二十歳のころ」を生み出した伝説のゼミはいかにして生まれたか