「〝教えない〟性教育」考(その2)
2023/11/07
昨日投稿した記事の続きです。
『春画先生』という映画について
記事を書こうとしているんですが、
その前段の、さらに前段の、
そのまたさらに前段にあたる「性教育」を
教えないスタイルで行うという、
一筋縄では行かないテーマの記事から
書き始めてしまったので、
例によって長くなりそうなんですが。
さて、昨日は〝教えない性教育〟についての
基本的な枠組みを呈示しました。
積極的に教えようとせず、
かといって、知らんぷりをするのでもなく、
学習者から何かを問われたときに、
問いに対して適切な情報や知見を提供できるよう
つねに準備と研究を怠らない姿勢であり、
いまの日本で性教育というテーマに取り組む際の
考えられ得る最も自然なアプローチではないかと。
そして、〝教えない性教育〟に取り組むのに
最も相応しいのは、社会教育のフィールドで、
「家庭でも学校でもできない教育」の実践を
モットーとしている
寺子屋塾が担当すべき分野なのかもとも。笑
そういう意味でも、
オルデンバーグの提唱したサードプレイスは
いまの日本社会において
とても大切な場なのではないかと
おもえてくるわけです。
さてそれで、
最近の性教育事情について情報を得たく
すこし検索してみたんですが、
Yahooニュースで2020年7月に配信された
興味深い記事を見つけたので、
ぜひアクセスして読んでみてください。
ちなみに、冒頭の画像はこの記事から拝借しました。
まず、前半部分では、
1000人を超える読者から書き込まれた
コメントをもとに、
さまざまな意見が寄せられたことを紹介しています。
たとえば、
学校で教えることに対しては賛否両論あること、
そして、家庭で教えることについては、
総論としては多くの人が賛成しながらも、
行動に移そうとすると難しいという声が
たくさんあることがよくわかりました。
後半は「"人間と性"教育研究協議会」の
代表幹事・水野哲夫さんに取材した内容なんですが、
とくに、最後の方に語られている次の言葉
子どもへの性教育の必要性が
各方面から語られています。
もちろんそれはその通りです。
しかし、忘れてならないのは、
大人も性についてきちんと学んだ経験のない人が
ほとんどであるということではないでしょうか。
大人にこそ性の学びが必要、という視点を
忘れないようにしましょう。
というのは、まさにその通りではないかと。
※この続きはまた明日に!