練習は本番のように、本番は練習のように
2023/12/09
今日は昨日12/8にX(旧twitter)でバズってた
まいねぇ。@maimai0049 さんの
投稿記事をご紹介。
(引用ここから)
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「いいですか、これからやるのは訓練じゃない。
本当に起きたことなので真剣に逃げてください」
先生が真顔で生徒たちにそう言った。
「火事です。まだ火の手は大きくありません、
今のうちに冷静に外へ出ます。
ちゃんと廊下に並んで急いで人数を数えて、
全員いますか?」
先生はいつも、避難くんれんの時に
この調子で
自分のクラスの生徒たちに手順を叩き込んでいた。
ところがとなりのクラスは
「また、あんなにキマジメに訓練しちゃって、
笑うね」と
真面目に訓練しているクラスを見て苦笑していた。
半年ほどしたある日、職員室に緊張が走った。
主事さんが飛び込んできて
「給食室から火が出てます。
生徒を避難させてください」
同時に非常ベルがなり、
校舎が一瞬しずまった。
4階建ての上の階の子達は
「どうせまた、避難くんれんだろう」と
真剣な気を見せない子もいた。
あの先生のクラスはちがった。
学級委員の少年は
「くんれんでも、本当のことでも落ち着くんだ」と
みんなに言い
逃げられるようにと、
廊下にきちんと整列するように指示を出す。
いつもやっていることは
慌てずにできる。
みんなスっと動けた。
そこへ先生がきて、
「大丈夫。いつも通りのくんれんだから
落ち着いて避難して」と安心させた。
「でも通り道を変更してあるから
先生についてきてね」
そう言って、給食室をよける方角をえらび、
すみやかに生徒を脱出させた。
となりのクラスでは 「どうせくんれんだ」と言って
マジメに並ばない子に先生が
「ちがう!くんれんじゃないから
真剣にやりなさい」 と言ってしまった。
「うそ」「こわい」「助けて」
生徒たちは、本当に火事だと知ると
恐怖を感じ
パニックになってしまった。
そして我先にと階段へ走り出し、
つんのめる子が出てきて
何人かまとめて階段から転げてしまった。
初期消火もきちんとできて
それほど大きくならずにすんだが、
生徒たちの怪我人の方が大変だった。
私が子供の頃に近くの学校でおきたことでした。
日頃の訓練でできないことは
肝心の時にもできないもの。
訓練は実際のように真剣に
実際の時には訓練のように
落ち着いて行動するのが 1番なのだと教わりました。
※元記事はこちらから読めます。
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