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2024年1月度の易経実践ふりかえり

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2024年1月度の易経実践ふりかえり

2024年1月度の易経実践ふりかえり

2024/02/01

さて、月が改まったので

1月度の易経実践ふりかえり記事を投稿します。

 

元旦に投稿した昨年12月度のふりかえり記事は

こちらからご覧下さい。

 

これまで日筮の陰陽バランスや

爻の陰陽比、内卦と外卦の比などを

1ヶ月分まとめて観察してきましたが、

今月からふりかえり記事の内容、形態を

リニューアルすることにしました。

 

毎朝日筮のサイコロを振る習慣を始めたのは

2016年の元旦のことでしたから、

これで丸8年になりましたが、

同じやり方でふりかえることを2年続けたことで、

概ね傾向は見えてきましたし、

日々の変遷については、

単なる確率論のみに還元できない

運気の底流のようなものも

少しずつ感じられるようになって来ています。

 

ただ、同時に、これまでのやり方を続けても

新たな発見や価値は見出せないように感じていて、

同じ時間を費やすのであれば、

易経原典(卦辞爻辞など)の内容をしっかり理解し、

柔軟に解釈し応用できるために

使いたいという気持ちが沸き上がってきました。

 

試行錯誤はこれからも続くことでしょうが、

毎日の日筮に対し、

1〜2行(30文字以内の分量)で

自分なりの占断コメントを端的に記すことを

昨年末から日課として始めたので、

しばらくこのふりかえり記事には、

それを1ヶ月分一覧化することと、

その月に得た月筮の卦辞爻辞の解釈と大意を

わたしのコメントも含め記しておこうとおもいます。

 

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【1月の月筮】39.水山蹇の九五
 月筮方針:55.雷火豊の上六

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 押しても引いても動かない万事休すの状況です。
 それでも、条件は悪くないので、
 やれる範囲を区切りまわりの意見に耳を傾ければ
 思わぬところから援助があるかもしれません。
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【日筮】
1/1(月) 60.水沢節の九五 
・変な色気を出さずに目線を下げ、

 問題から上手く離脱する工夫を
1/2(火) 33.天山遯の九四
・好むところがあっても意を決して見送れ
1/3(水) 60.水沢節の上六
・損得考えず適当にやるくらいでちょうどイイ
1/4(木) 18.山風蠱の上九
・懸案事項は概ね解決する

 ゆっくり様子をみて現状把握に徹すること
1/5(金) 18.山風蠱の九二
・やりすぎないように、目先を追わず現状維持で
1/6(土) 21.火雷噬嗑の六三
・努力の割に報われない。臨機応変に対処せよ
1/7(日) 24.地雷復の六二
・気を緩めず手順を踏んでゆっくりやろう
1/8(月) 27.山雷頤の六三
・人をアテにせず状況をよく見よ。

 手段と目的を取り違えないように
1/9(火) 05.水天需の六四
・様々な課題が渦巻いてはいても、

 うまく距離をとって静観しよう
1/10(水) 28.沢風大過の九四
・トラブル去ったら好調が待っている。マイペースで
1/11(木) 37.風火家人の六二
・まず内側から固め、無理せず本業をしっかりやろう
1/12(金) 05.水天需の九二
・小言を言われても現状維持を基本にゆっくりやろう
1/13(土) 31.沢山咸の九五
・欲だけで動かないよう自分で考えゆっくりやろう
1/14(日) 33.天山遯の六二
・現状をしっかり守りつつ、その状況を楽しもう
1/15(月) 41.山沢損の六三
・長期展望で無理ないやり方で足元から固めよう
1/16(火) 05.水天需の九二
・小言を言われても現状維持に徹しやりすぎない
1/17(水) 03.水雷屯の上六
・好みに執着せず、今できることをゆっくりやろう
1/18(木) 38.火沢睽の六五
・思うようにやって良いけれども、

 最低限の分際はわきまえよう
1/19(金) 04.山水蒙の六四
・孤立しないように、現状維持でとどまろう
1/20(土) 54.雷沢帰妹の九二
・期待せず、成り行きに任せて様子を見よう
1/21(日) 56.火山旅の九四
・ひとつでも良いことがあれば、それで良しとし

 欲張らない。気苦労多く心細い感じ。
1/22(月) 21.火雷噬嗑の六三
・手こずることでもやることはやろう。

 良い結果を望めなくてもそれなりに効果はある
1/23(火) 59.風水渙の六三 
・利己心を散らすべくなりふり構わずやり抜こう

 余計な手出しは慎もう
1/24(水) 45.沢地萃の上六
・人は多く集まらずとも個別の応対を大事にしよう
1/25(木) 44.天風姤の九五
・丁寧に、慎重に、目立たないよう謙虚に
1/26(金) 05.水天需の上六
・自分ひとりで独断せず、人の世話で汗をかくこと
1/27(土) 24.地雷復の六二
・まわりの意見を大切にしながらゆっくり慎重に
1/28(日) 23.山地剝の六二
・足元に危険が迫っている。積極的行動は控えよう

 まわりの意見に耳を傾け、独断しないこと
1/29(月) 12.天地否の六三
・状況は好転しつつありあと少しの辛抱

 分限を守り余計なことをしない
1/30(火) 02.坤為地の六四
・目立たないように、思いつきで動かないように
1/31(水) 29.坎為水の九二
・誠実に粘り強く、方針を変えず黙々と努力しよう

 

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1月の月筮:39.水山蹇の九五

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[卦辞、読み下し文、かな文、直訳、大意]

蹇。利西南。不利東北。利見大人。貞吉。 

 

蹇(けん)は、西南(せいなん)に利(り)あり。東北(とうほく)に利(り)あらず。大人(たいじん)を見(み)るに利(り)あり。貞(ただ)しくして吉(きつ)。

 

けんは、せいなんにりあり。とうほくにりあらず。たいじんをみるにりあり。ただしくしてきつ。

 

水山蹇の時は平坦な西南(坤・地)方位に行くのが良く、険しい東北(艮・山)方位に行くのはよろしくない。有識者に相談することだ。貞正にして吉。

 

「蹇」は文字どおり寒さに足が凍えて進めない様子を表し「ゆきなやむ」意。外卦に険難を示す「水(坎)」があり、進めば水流に巻き込まれ、あるいは穴の底に落ち込んでしまった状態。また、内卦に止まるを意味する「山(艮)」があるので、退いても険しい山に立ち塞がれ、進退に窮す時。つまり、動けば危険に遭遇し、どうにも進むことのできない状況です。したがって、今は止まって反省し、退くかひたすら徳を積むしかありません。謙虚にして素直に、低姿勢に徹してまわりの人に教えを請うことができれば、道が拓けることも。

 

[爻辞、読み下し文、かな文、直訳、大意]

大蹇朋來。

 

大蹇(たいけん)なり。朋(とも)来(きた)る。

 

たいけんなり。ともきたる。

 

大きな困難に遭い苦しむが、同志が来て助けてくれる。

 

蹇難に陥っていますが、忠臣六二が九三を引き連れて参上。九三に正応する上六も、九五と比する六四も孤立無援の初六も馳せ参ずる状況です。九五の下へ全ての諸爻が集まり、険阻艱難を乗り越えるべく尽力するということから、有力な助っ人の現れる時と解します。まもなく蹇難も解決し、「ゆきなやむ」状態から脱出できることでしょう。

 

 

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 2月の易経初級講座は

 2/18(日)14〜16時に開催

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易の基礎ルールを学び、

易経・易占に親しむための講座です。

易経を少しずつ読んでいきます。

初級講座が始まってもう少しで丸2年となります。


実際に易を立てて得た占例を持ち寄って

検討する時間と、64卦の一つひとつを

解説書に沿って学ぶ時間の2部構成です。


皆で占例を検討するのは何より楽しいですし、

直観も湧きやすく理解も進みやすいのです❣️


易の解説は下経に入り、次回は雷天大壮、火地晉。

残りはあと半分を切りました^^;
下経も坦々と丁寧に読み込んで行きたいと思います。
易の神様は笑って見守ってくれるでしょう🤗
易は身につければ一生の宝物です。

ご参加お待ちしております♪


【参加費】3000円(塾生)
     5000円(塾生以外の方)


✳︎易の資料代(上経・下経分に分けてそれぞれ2000円)あり

 

会場は寺子屋塾中村教室です。

 

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●2021.9.1~2023.12.31記事タイトル一覧は

 こちらの記事(旧ブログ)からどうぞ

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 2/4(日) 『言葉のズレと共感幻想』読書会#6
 2/18(日) 第20回 易経基礎講座

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