パイナップルの入手難からおもうこと
2024/10/10
今日は久しぶりに
生活デザイン・ヘルスカテゴリーの話題を。
以前にパイナップルについては、
次のような記事を投稿したことがありました。
最寄り駅と自宅の間に、
24時間営業のスーパーマーケットがあるので、
出かけたときの帰りには
いつも立ち寄っているんですが、
一昨年、去年は、毎日見かけていたパイナップルが
今年の春ぐらいからは
置いていない日が少なくありません。
このようにカットしてパックに詰めた
パイナップルも品薄のようで、
9〜10月になってからは、
すこし見かけるようになったんですが、
それ以前はまったく店頭から姿を消していました。
そのため、近くのスーパー以外の場所に
出向いていかないと、
手に入らないということが
今年になってから増えているんですが、
パイナップル品薄の背景には
大きく2つの原因があるようです。
ひとつめの原因は円安による
輸入品価格の高騰。
次のグラフは三菱UFJ銀行website
外国為替相場表より拝借したもので、
ここ半年間における
対アメリカドル日本円の推移で、
春ぐらいから円安が加速的に進んで
1ドル=160円を記録した
7月初旬ぐらいがピークだったようですが、
それ以後はだいぶ落ち着いて
10/10現在、1ドル=148円ほどに。
ふたつめの原因は原産国フィリピンなどで
干ばつによる不作が続いていることのようで。
今夏〜秋口にかけての猛暑により、
パイナップルだけでなくバナナも
品薄状態になっているとか。
次の記事シェアと画像は
SBS静岡新聞ホームページより拝借しました。
・「ごめんなさいと言いながら売っている」パイナップルは1.2倍 バナナは品薄…南国フルーツに“価格高騰の波”背景に原産国での干ばつ
もちろん、パイナップルなどの果物は、
生鮮食品ですから、
価格がある程度は常時変動しているものです。
つぎの価格推移グラフは、
農産物の市場価格を調べられる
アグリネというwebsiteで
この3ヶ月間を検索したものですが、
赤線が平年値、黄緑線が前年値、
ブルーの太線が今年の値段で
明らかに高騰していることがわかりますね。
でも、よくよく考えてみれば、
フィリピンや台湾のフルーツが
いつでも安価に入手できるということの方が
奇跡的なスゴイ事なんですよね〜
それがあたかもアタリマエの
日常であるかのように受け止め、
錯覚してしまうわたしたちの感覚こそ
疑うべきでしょう。
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