経営ゲーム塾について
2022/02/03
経営ゲーム塾の内容について少し書いてみようかと。
この集まりは、寺子屋塾生の板倉匡利くんが
ファシリテートしていて、
現在は基本月１ペースで
一般向けの公開イベントとして開催しています。
先月は1/23に開催したんですが、
そのレポートはこちらの記事をご覧ください。
さて、〝経営ゲーム塾〟って聞くと、
「わたし、会社なんて経営したことがないから
無関係なのでは・・」っておもわれる方も
いらっしゃるかもしれませんね。
たしかに、「経営」ってコトバを聞けば、
会社のことだとおもう方が大半でしょう。
でも、経営って会社だけが必要なんでしょうか？
ところで皆さん、「もしドラ」知っていますか？
2009年に出版された岩崎夏海さんの小説
ドラッカーを読んだら』という長いタイトルの
略称なんですが、
100万部以上売れるミリオンセラーとなり
TVドラマ化、映画化もされて話題になったので、
ご記憶の方も多いでしょう。
もしドラの主人公・川島みなみは、
野球部のマネージャーをしている女子高校生で、
マネージャーとは何かを理解しようと
経営の神さまと称されるピーター・ドラッカーの
手に入れて読もうとします。
でも、その本が起業家や会社経営者のために
書かれた本だと気がついて、
一時は後悔するんですが、
書いてある内容が、
野球部をどうマネジメントしていけば良いかを
実践していく上でも
十分適用し応用できることだったと気づく、
というストーリー展開でした。
会社でも学校の部活でも、
複数の人間が集まってできたものと見立てれば、
同じ組織であり一つのチームであることに
変わりありません。
また、人間は約37兆の細胞の集まりから
できているといわれていますが、
一人の人間を、ひとつの会社と見立てれば、
わたしたち一人ひとりもまた、
自分自身の経営者と言えるようにおもうのです。
さて、この「経営」とはいったい何でしょうか？
よく聞かれる言葉に
「経営は人なり」がありますね。
いかなる会社といえども、その会社だけ単独で
存在しているということはあり得ません。
また、各々の会社を取り囲む外的な環境は、
ひとつとして同じでなく、
しかも常に変化し続けていますから、
「経営とは何か？」という問いに対し、
客観的に誰もが正しいと判断できる固定解は
結局のところ、存在しないのではないかと。
もし、「こうすれば経営がうまくいく」
「こうすれば誰もが利益を出せる」という
〝正解〟がどこかにあったならば、
みんなが競って社長をやっているはずで、
誰も苦労しませんから。
外側に正解を求めようとしても
どだい無理な相談で、
そこで問われているのは
他ならない経営者自身なのでしょう。
つまり、経営者にとって最も重要なテーマは、
自分自身といかに向き合うかであって、
この問いへの答えは、一人ひとり個別にあり、
自分で見つけるしかないようにおもいます。
よって、この経営ゲーム塾は、経営ノウハウとか、
何か決まった正解を教えようとするものではなく、
バーチャルであっても
一人ひとりが会社の社長になって、
経営や会計の実務について、
ゲームの形で楽しくプレイしながら、
市場とは？競争とは？投資とは？雇用とは？・・・
このような経営の本質について、
ゲーム中に生まれた問いや気づきを手がかりに
一緒に考え、意見交換しながら見出そうとする
参加体験型の実践的ワークショップです。
Bコースとはビギナーズ・コースという意味で、
おもに主婦、サラリーマンなど、現実には
経営者の立場ではない方を主な対象にしていて、
実世界でも経営者の方、
将来経営者を目指そうという方には、
別途アドバンスコース（Aコース）を
ご用意していますので、
塾長の井上まで直接ご相談ください。
Bコースでは
毎回ルール説明＆練習タイムをもちますので
初めての方でも安心してご参加いただけます。
ファシリテーター・板倉くんが
経営ゲームで何が学べるかについて書いている
こちらの記事も参考にしてください。
また、寺子屋塾生の塩坂太郎くんが
経営ゲーム塾に参加したときのレポート記事は
こちらにあります。
