〝梅〟をめぐる雑感 農業公園の梅に寄せて
2022/03/21
今日3/21は月曜なので
ふだんなら午後から中村教室にいるんですが、
お彼岸の中日で祝日ということで教室はお休みでした。
朝から天気がよく、
またフラとウクレレのレッスンをしている妻も
今日は仕事がないというので、妻を誘い、
わが家から車で1時間ほどのところにある
いなべ市農業公園まで走って
ひさしぶりに梅林公園の梅を観てきました。
冒頭の写真3枚はそのときに撮影したんですが、
4500本の梅林はいつ見ても壮観です。
それで、いつもなら月曜にはこちらに
「今日の名言シリーズ」を投稿している日でもあり
梅にちなんだ名言でも紹介できればと
ふとおもったんですが、
名言として紹介できるようなものは、
残念ながら、見つけられませんでした。
ところで、梅というと、まず、
料理の味加減や物事の程良い具合、健康状態等を表す
塩梅(あんばい)という言葉が
おもいだされたんですが、
昨日このblogに投稿した易経実践の関連で言うと、
この言葉自体が、
2/3付けの卦爻へのコメントで紹介している
クラックスの一例でもあります。
つまり、「塩」は〝陽〟のエネルギーを言い、
酸味の強い「梅」は〝陰〟のエネルギーをもち、
その両者の陰陽を組み合わせて
「加減」とか「程合い」とかを表すように
なったんですね。
それから、梅というと「松竹梅」でしょうか。
日本酒の名前にもなっていますが、日本では
「松」「竹」「梅」がそのまま、
「特上」「上」「並」という
ランクを表す象徴として使われることもあります。
つまり、そのランクの順序は
「松」>「竹」>「梅」
であることが多いのですが、
こちらの記事などを読むと、
ウナギ屋さんなどでは
梅が特上ランクを示すところが多いようで、
「梅」>「竹」>「松」
という逆の順番で使われているようなんですね。
なぜそうなのか、
理由ははっきりしないらしいんですが、
そもそも、植物の種類なのに、
上とか下とかのランクが固定されているって話自体
不自然に感じるので、
一つの言葉が真逆に使われることは、
ダブルスタンダード的な日本文化をまさに
象徴しているようで面白いです。
・・ということで、今日は梅をめぐっての雑感を
おもいつくまま書いてみました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
月曜:今日の名言
火曜:生活デザイン、ヘルス関連
水曜:つぶやき考現学
木曜:未来デザイン、経営ゲーム、
ファシリテーション関連
金曜:読書関連、本の紹介
土曜:教室1週間をふりかえって、らくだメソッド
塾生のblog紹介など
日曜:古典研究(易経・仏典・論語など)