読書会つんどくらぶ 第30回『ブッダが教える愉快な生き方』(その2)開催レポート
2022/05/06
にんげん図書館と寺子屋塾の共催で
2015年10月から開催している
本を読んでなくても参加できる読書会つんどくらぶは、
4/30開催分で30回を数えるんですが、
今回は5名の方が参加くださいました。
昨年11/23に続いて、藤田一照さんの
『ブッダが教える愉快な生き方』の2回めで、
最後の第4章とあとがきを読みました。
『ブッダが教える愉快な生き方』1回めの
レポートはこちらの記事をご覧下さい。
第4章最初の中見出しには
「学びが起こるためのヒント」とあるんですが、
この4月はなぜらくだメソッドで学んでいると、
自分からやってみようとおもえるのかという
テーマで記事を書くことが少なくなかったので、
当初1月末に予定していたこの回が
このタイミングになったことも必然だったのかもと
納得しています。
また、今日も初めて参加して下さった方があり、
ともすると個別の解釈にとどまってしまいかねない
読書という営みにおいて、声を出して読み合い、
各自が感じたことを自由に
意見交換し合えることの意義や価値を、
改めて確認できたようにおもいます。
ご参加有り難うございました!
以下、参加された方が終了時に書いて下さった
感想カードをご紹介。
・愉快さはビーイングモード
・今日は俯瞰で見るとか、本心を知るとか、その辺りの感覚がととのった回です。子どもののことを思い返す回としても、とてもありがたいと思いました。武道とか茶道とか、何となく思っていたことを言葉にできたのも良かった。このイベントを、自分を見つめ直す良い時間として受け取っています。
・すごくドロドロなものを抱えてのぞんだ回でした。〝受けたもう〟〝内的世界〟今の私には言語化できなくて、みなさんのことばひとつひとつをただ聴いていました。閉じた人、開いた人とありましたが、「開いた人」でありたいと思いました。このドロドロ葛藤からいつか、蓮の花を咲かせたらいいな。れんこんをたくさんつくろうと思います。
・「受けたもう」という気持ちでいまからすごそうと思いました。内的世界だけでも気持ち悪いので、外的世界も大切にしようと思いました。ウケハラに気をつけたいです。
・それが「自発」であるかどうかで異なる。「受けたもう」も自分に使う(あり方)もので、他者に押しつけるのは、学びを起きにくくすることさえ有る。
先週、個人的に「改名」に関する出来事が有ったが、それも「既知を手放す」と向き合うために起きたのかもしれない。
「アート」も「美」も、みんな同じことをさしていると思いながら使っているが、もっと自分自身の解像度を上げていこうと思いました。いいゴールデンウィークの1日でした。ありがとう!
・仏教のむずかしい話は出てこないのに、仏教が何を伝えようとしていたのかが、やさしいコトバによりしみこむように分かった。とくに〝内的世界〟と〝外的世界〟というフレームは、今の情報過多の世界を表す言葉として的確だった。その中で、わたしたちはどうあるかを示すものであった。内的世界はどうしたら豊かになるか、その方法は個人が生きる中で、実践してわかるものだと思う。人と人が関わり会う場をつくっていく時に頭に置いて、場や社会を考えていきたいと思った。
あと、次回つんどくらぶ第31回は、
7/3(日)14:00〜17:00に
中村教室にて開催することが決まりました。
この4月にNHK-Eテレで放映された
「100分de名著・存在と時間」テキストをお題本とし、
3〜4回かけてハイデガーの哲学に
迫ってみようとおもいます。
お題本のテキストは近々に中村教室にも
何冊かストックを置く予定なので、
購入希望の方はご一報下さい。