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ドラマ「相棒」とファシリテーション

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ドラマ「相棒」とファシリテーション

ドラマ「相棒」とファシリテーション

2022/06/23

テレビ朝日系列で10月からスタート予定の

ドラマ「相棒season21」の相棒について、

初代の相棒だった亀山くん(寺脇康文さん)が

復帰することが本日発表されましたね。

 

寺脇康文、14年ぶりに『相棒』に帰還

水谷豊「亀山くんが帰ってくる」

 

以前、こちらの記事にも書いたんですが、

2020年の6〜7月以降『逃げ恥』特別編を

繰り返し繰り返し観るように変わってしまう前までは

『相棒』の再放送を繰り返し観ていました。

 

そして、なぜそれが『相棒』だったのか、

また、なぜこの記事をマネジメント関連の

話題を投稿している木曜に書いているかというと、

右京さんの卓抜した「観察力」「質問力」

何より着目しているからで、

あの例の決まり文句

「あっ、すみません!もうひとつだけ・・・」です。


観察力、質問力は

ファシリテーション・スキルとしても欠かせない

重要な能力ですからね。

 

『相棒』は何せ20年も続いているドラマなので、

10年以上も前のちょっと古い記事なんですが、

こんな記事も見つけました。
 

ドラマ『相棒』はビジネスの教科書だ!【1】

 

この記事には、こんなことが書かれています。

 

何の権限も与えられず、組織の後ろ盾もないのに、

知覚力、洞察力、仮説力、実行力だけで成果を導く。

右京の「謎解きの発想術」から、

われわれは多くの仕事術を学ぶことができる。

『相棒』はまさに「ビジネスの教科書」なのだ。

 

また、この記事には、

「ないものねだり」の発想はマーケティングの基本

であるとか、

捜査一課の面々が「誰が殺したのか」に

目が向くのに対し、右京は

「なぜ被害者は殺されなければならなかったのか」に

着目する。

など、とても重要な指摘がなされています。

 

とりわけ、この「なぜ”?」と問う姿勢は、

物事の本質を明らかにしたい場合に欠かせません。

 

たとえば、「なぜ右京さんは、あのように見事に

事件を解決に導くことができるのか?」

と問いを立てて考えてみてください。

 

これまた、右京さんの決まり文句

「細かい事が気になるのが僕のワルイ癖で・・」

につながるんですが、

物事をちゃんと見ていないと仮説は立てられず、

実行はもちろん、洞察することもできません。

 

もちろん、洞察力、仮説力、実行力も大事ですが、

その前に、知覚力、つまり観察力が

何より重要だということが見えてくるわけです。

 

右京さんは、どんな場面で、何を見ているのか。

 

結局、右京さんには他の人には見えない何かが

見えているわけですが、

その何かを明らかにするために、

誰に、どんな質問を、

どんなタイミングでしているのか・・・

 

1回さらっと見るぐらいでは

なかなか気がつかないんですが、

そんな風に考えながら

何度も繰り返し繰り返し見ていると、

ドラマの作り手の意図や

演出の細かい配慮なども感じられるようになって、

「ナルホド!」とおもえる気づきがあるんですね。

 

続編記事の

ドラマ『相棒』はビジネスの教科書だ!【2】

には、水谷豊さんへのインタビューもあります。

 

とりわけ、次のような話が

わたしには強く響いたんですが、併せてご一読を。

 

一つのことをどこまで考え続けることができるか。

ふと気がつくと考えていて、最後まで思い続ける。

頭のよい人はいても、

頭の強い人は意外と少ないものです。

右京も頭が強いのでしょう。

ビジネスの世界でも素晴らしい仕事ができる人は、

世間の常識やまわりの雑音に惑わされずに

一つのことを考え、

思い続けるからではないでしょうか。

 

亀山くんがどんなふうに帰ってくるのか、

10月のsaeson21スタートが

いまから待ち遠しいですね〜 (^^)/

 

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