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家入一真「ただやるべきことを日々淡々とやる」(今日の名言・その30)

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家入一真「ただやるべきことを日々淡々とやる」(今日の名言・その30)

家入一真「ただやるべきことを日々淡々とやる」(今日の名言・その30)

2022/08/08

 

 偉い人たちの言葉を読むと、
 突然ワープして成功してると

 勘違いしがちだけど、
 そんなことはなくて
 全て小さな一歩の積み重ねの結果なんだよな。
 
 「ここじゃないどこか」
 「私じゃない誰か」をみんな求めがちだけど、
 結局どこにもいけないし
 他の誰にもなれない。
 今いる場所を見つめるしかないんだと思う。
 
 宝クジは当たらないし、
 白馬の王子様はやってこないし、
 努力は実らないし、
 夢は叶わない。
 
 僕らは暗く深い井戸の底にいて、
 たまたま1回のジャンプで

 糸を掴める人もいれば、
 ジャンプし続けて一生を終える人もいる。
 
 そんなのわかんないけど
 拗ねてしゃがみこんでては何も掴めない、
 ジャンプし続けるしかない。
 絶望を見つめるのはとても怖いことだけど、
 希望だけ夢みてても何も変わらない。
 
 それはまるで、体調が悪いのに
 ガンを恐れて検診を受けないようなものだ。
 検診を受けようが受けまいが、
 ガンにかかる時はかかるし、
 かからない時はかからない。
 早期発見して助かる人もいれば、
 助からない者もいる。
 
 僕が夢や希望といったものが嫌いなのは、
 時として絶望からの現実逃避として

 使われがちなのと、
 それを求める人を

 金ヅルにする人間がいるからです。
 
 もちろん依存する人も良くないが、
 煽るのは本当に罪深いと思う。
 啓発本やマルチや情報商材や
 アフィリエイトブログが嫌いなのは

 そういうところです。
 
 希望を持たず、
 自身の絶望を見つめ、
 ただやるべきことを日々淡々とやる、
 それを僕は美しいと思う。

 
家入一真さんのtwitter

   2016.10.31投稿記事より
 

 

先週の月曜にご紹介した

ウィトゲンシュタインの名言とは違って

今日の名言は、そのまま書かれている通りに読めば

十分理解できる内容ですから、

特にわたしからコメントしなければ

いけないような箇所はありません。

 

ただ、絶望という言葉が3回出て来ていることから

おもいだしたことがあり、それについて

少しだけ書いてみようとおもいます。

 

精神科医の泉谷閑示さんが書かれた

『「普通がいい」という病』という本に

次のような話が書かれていました。

 

「絶望」という言葉は、

「望みを絶つ」と書きます。

 

でも、この言葉はよく考えてみると変です。

ほんとうに、望みを絶つことができたならば、

次なる展開が訪れて楽になっているはずなのに、

たいていの人は、

「絶望」を苦しい状態だと理解しているからです。

 

なぜ、絶望が苦しいかというと、

「望みを絶てていなくて執着している状態」を

「絶望」と解釈しているからで、

多くの人は、絶望していないことを

「絶望」って言っていることになるんですね。

 

だから、本来の意味に即して言うなら、

わたしたちは、安心して「絶望」できることが

大切なんです。

 

結局のところ、希望も絶望も

外側にある情報に反応して形づくられた

人間の観念世界での産物でしかありません。

 

外側の世界に見えている映像に

魅力を感じる気持ちはわかりますが、

振り回されないようにしたいものですね。

※画像はこちらのページより拝借しました


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