家入一真「ただやるべきことを日々淡々とやる」(今日の名言・その30)
2022/08/08
偉い人たちの言葉を読むと、 勘違いしがちだけど、 糸を掴める人もいれば、 使われがちなのと、 金ヅルにする人間がいるからです。 そういうところです。 2016.10.31投稿記事より |
ウィトゲンシュタインの名言とは違って
今日の名言は、そのまま書かれている通りに読めば
十分理解できる内容ですから、
特にわたしからコメントしなければ
いけないような箇所はありません。
ただ、絶望という言葉が3回出て来ていることから
おもいだしたことがあり、それについて
少しだけ書いてみようとおもいます。
『「普通がいい」という病』という本に
次のような話が書かれていました。
「絶望」という言葉は、
「望みを絶つ」と書きます。
でも、この言葉はよく考えてみると変です。
ほんとうに、望みを絶つことができたならば、
次なる展開が訪れて楽になっているはずなのに、
たいていの人は、
「絶望」を苦しい状態だと理解しているからです。
なぜ、絶望が苦しいかというと、
「望みを絶てていなくて執着している状態」を
「絶望」と解釈しているからで、
多くの人は、絶望していないことを
「絶望」って言っていることになるんですね。
だから、本来の意味に即して言うなら、
わたしたちは、安心して「絶望」できることが
大切なんです。
結局のところ、希望も絶望も
外側にある情報に反応して形づくられた
人間の観念世界での産物でしかありません。
外側の世界に見えている映像に
魅力を感じる気持ちはわかりますが、
振り回されないようにしたいものですね。
※画像はこちらのページより拝借しました