闇雲に数こなせばいいってわけじゃない!(その5)
2022/10/19
昨日まで「闇雲に数こなせばいいってわけじゃない!」
ってテーマで記事を書いてきていて
今日で5回目になりました。
昨日までの記事を未読の方は、
読まれてから以下の記事をご覧ください。
らくだメソッドのプリント内容について触れた
記事を読まれた方から
「この小4で学習する2けたのわり算の単元は、
実際に学校で使われている教科書では
どんな風になっているんですか?」
という質問を頂いたので、
それについてお答えするところから
始めようとおもいます。
繰り返し繰り返し書いてきた
「仮の商を立てる→われないなら1減らす」
というやり方は、らくだメソッドだけの
特殊なものではありません。
たとえば、中村教室の書棚には、
名古屋市立の小学校で採択されている
啓林館の算数教科書があるんですが、
それでは、次のように説明されています。
小4-14のように、一の位を隠してわり算をすると
10を超えてしまう例も、
同じページの下半分に次のように扱われていました。
小学校では平成32年から
新しい指導要領が施行されています。
この説明の画像は、7年前に手に入れた
少し前の検定教科書(平成27年度版)なので、
現行のものとは若干違うかも知れませんが、
2けたのわり算については、
新しい指導要領での変更はなかったようなので、
大きな変更はないんじゃないかと。
それで、学校での学習と、
らくだメソッドのどこが違うかです。
問題の解き方についての考え方は大差なくても、
学校の教科書には、例題に類似する計算問題の数が
教科書の本文に6問、巻末に6問ですから
合わせて12問ですが、
らくだメソッドでは64問×8=512問です。
記事のタイトル通り、
闇雲に数こなせばいいってわけではありませんが、
教科書の12問というのは圧倒的に量が足らなくて、
それだけで2けたのわり算ができるようになる
子どもは少数でしょう。
もちろん、学校現場の先生方のなかで、
教科書だけを使っておられるような方は稀で、
ご自身で独自のプリントを作成されたり、
ドリルや問題集を併用されたりして、
教科書の問題数が足らないのを補っておられる
先生方がほとんどではないかとおもいますが。
以下は明日の記事に。
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