心の壁を壊すことが真の学習(つぶやき考現学 No.8)
2022/11/23
本当は、できるかどうか
やってみなければわからないはずのに、
やらないうちから安易に
「こんなの絶対ムリ~」とか
「やればできるさ」っておもってしまうのは、
いままで自分にわかる範囲だけで考え、
できる範囲のことしかしてこなかったことに
自分で気づいていないからだ。
だから、自他に対して
「本当のところ、どうなんだろう?」って
「問い」が浮かぶかどうかが大切だし、
わからないことをわからないまま、
できるかできないかを考えずに、
まずやってみようとすることに価値がある。
なぜなら、どんなことでもやり続けていけば
かならず「できない」壁につきあたるし、
その壁が見えることではじめて、
自分の「わかる」基準や「できる」基準が
独りよがりなおもいこみでしかなく、
限界や壁をつくっているのは
自分自身に他ならないと気づけるからだ。
その心の壁を自らうち壊すことこそが
真の「学習」であり、
知識や体験をふやすことばかりが
「学習」ではない。(2017.2.21)
※井上淳之典のつぶやき考現学 No.8