たし算よりもひき算発想の健康法を
2022/12/20
火曜は生活デザイン・ヘルス関連カテゴリーで
記事を書いています。
先週の火曜は、「耕さない」「草を取らない」
「肥料をやらない」「農薬を撒かない」という
自然農法の草分け福岡正信さんのことを書きました。
自然農法家・福岡正信さんから学んだこと
福岡さんの実践は、農業分野の話ですが、
わたしの場合は、それを教育分野に
どう活かせるかと発想することで、
現在の寺子屋塾の実践にたどりついた次第です。
つまり、「ああしなければいけないんじゃないか」
「こうしなければいけないんじゃないか」と
たし算発想で必要なことを付け加えていくより、
「ああしなくてもいいんじゃないか」
「こうしなくてもいいんじゃないか」と、
ひき算発想で不必要なことの方を
減らしていき止めていけばいいわけで。
この発想は、人間の健康についての考え方にも
適用できるようにおもうんですが、
現状の世の中を見渡すと、そうはなっていません。
たとえば、テレビをつければ、
生活習慣病を予防するために、専門家が
さまざまな食品の有効性を説明していますし、
何々という健康食品は血圧に良い、
はたまたこちらのサプリメントは
血糖値を下げる効果があるんだとか、
新型コロナについては、
に詳しく書きましたが、やれマスクだ、
やれ消毒だ、やれ新薬だ、やれワクチンだと、
いま、世に出回っている健康情報のほとんどは
たし算の発想であることがわかります。
次の記事に書いたんですが、
大脳思考が過剰にはたらくばかりで、
五蘊盛苦の様相を呈しているというか、
身体の外側にある科学の力を過信し、
人間の身体がもともと持っている能力を
信じられなくなっているんですね。
だから、食べ物については、何を食べるかよりも、
「何を食べないかが重要!」ということです。
どんな薬やサプリメントを飲めばいいかではなく、
いま現状で、本当に必要のあるもの以外を
「どれだけ止められるかが重要!」ということです。
情報洪水の時代、
健康法もたし算発想ではなくひき算発想で!
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