人は誰しも、テープ起こしをしている???
2023/10/07
ウィトゲンシュタイン本2冊の紹介記事に端を発し
9月中旬には、8回にわたって
そもそも〝わかる〟とはどういうことかをテーマに
記事を投稿したことがありました。
これまでの経験のなかで、
わたし自身の「わかる」ことについての
解像度が上がり、
非常に効果的だったと感じているのは、
講演内容の文字起こし作業だったと書いて、
9月の下旬には、文字起こし作業用に
骨太な中味の動画を紹介しようと
・RethinkJapan 宮台真司 & 波頭亮(YouTube動画紹介)
を書いたんですが、
今日の記事は、その話が前提になっているので、
それをご覧になった上で以下をお読み下さい。
結局、そもそも〝わかる〟とはどういうことか
という記事でわたしが書こうとしたことは、
何かをわかろうとするときには、
その前提として、
身体性(行為や状況)の共有が不可欠なのに、
コミュニティが崩壊しかけている現代において、
わたしたちは経験知や価値観といった
見えないコンテクストを
共有し得なくなってしまってことにも
関係しているんだと。
大脳思考ばかりをはたらかせたところで
限界があるということも常々書いているんですが、
わたしが、らくだメソッドの計算問題を解く、
漢字や英文を書くということを入口に
音読とか、書写とか、文字起こしというような、
身体性を伴う作業に
着目するようになっていった理由は、
大脳思考優位にならざるを得ない状況が
すでにあったからだと言ってよいでしょう。
・・ということで、今日の本題は、
ちょっと前置きが長くなっちゃったんですが、
昨日10/6にリリースされたばかりの、
テープ起こし、文字起こし作業にスポットを当てた
とても興味深いロングインタビュー記事を
読んだことです。
WHAT IS TRANSCRIPTION
人は誰しもテープ起こしをしている
テープ起こし作業がメインではあるんですが
インタビューというワーク自体の
相互性などにも言及されていて、
言葉やコミュニケーション、身体性というテーマの
本質に迫る内容だとおもいましたので、
ぜひ読んでみてください。