正解探しが悩みのはじまり(つぶやき考現学 No.64)
2024/01/14
どこか自分の知らないところに
正解があるとおもいこみ、
正解探しをすることから悩みは生まれる。
じつは、答えは自分自身の内側に
すでに存在していて、
ただ気がつかないでいるだけなので、
外側に正解を求める人は、
別の誰かの答えを正解と信じ込むか、
当て所のない旅を続けるかのいずれか。
どんなにネガティブに感じられるできごとでも
目の前に起きている現象そのものは、
否定しようにも否定できないから、
後からその善悪を判断したり
正解を見つけたりしたところで
所詮は後づけの理屈でしかない。
だから、いつどんな場合においても
自分自身の責任において
選択しているという自覚さえあれば、
いかなる選択であっても
後悔することなどあり得ないし
どんなことからも学ぶことができる。(1996.10.2)
※井上淳之典のつぶやき考現学 No.64