易のサイコロを毎日10年間振り続けました
2026/01/06
ふとしたきっかけで、
2016年の元旦から、易を立てるために
1日1回サイコロを振る習慣を始めました。
その経緯については、
旧・寺子屋塾ブログ〝往来物手習い〟の
次の記事に詳しく書いたので、
未読の方はまずご覧頂けると有難いです。
ちなみに、その2ヶ月後には
次のような記事も投稿していました。
この易経のサイコロを
毎日振り続ける習慣も
記したとおり、昨年大晦日で丸10年になり、
今年の元旦から11年目に突入しています。
前の記事に記したように
始めた頃には、続けることを
ほとんど意識していなかったので、
結果として10年間も
毎日続いてしまったという事実に
わたし自身がビックリしているんですが・・・
易占いは、数ある占いの中でも
最も難しいものとされていて
独学はほぼ不可能とも言われています。
10年前、始めたばかりの頃は、
振った3つのサイコロの写真を
Facebookにもそのまま投稿するだけで精一杯で、
解説書を読んでもその内容が理解できず
チンプンカンプンだったわたしでしたが、
10年経った昨今では、
中味のクォリティはさておいても、
易経の原文をもとにしながら、
前日の日筮とのつながりを推理したり、
自分でその日の運勢を判断して、
コメントも記したりできるようになりました。
※以下はFacebookに本日1/6投稿した記事内容

【今日の易卦(日筮)・連続投稿3659日め】
2026.1.6(火) 06.天水訟の九二(てんすいしょうのきゅうに)
[卦辞原文]
訟有孚塞。惕中吉。終凶。利見大人。不利渉大川。
[読み下し文]
訟(しょう)は、孚(まこと)有(あ)りて塞(ふさ)がる。惕(おそ)れて中(ちゅう)すれば吉(きつ)。終(お)えんとすれば凶(きょう)。大人(たいじん)を見(み)るに利(り)あり。大川(たいせん)を渉(わた)るに利(り)あらず。
[かな文]
しょうは、まことありてふさがる。おそれてちゅうすればきつ。おえんとすればきょう。たいじんをみるにりあり。たいせんをわたるにりあらず。
[直訳]
天水訟の時、誠があっても塞がって通じない。天命を尊重して中止するなら吉。最後までいい分を貫こうとすれば凶。有識者に相談することだ。大川を渡ってはならない。
[大意と判断]
天水訟の「訟」は争いの意。「惕」は天命を尊重すること。外卦「天(乾)」は、上昇する勝ち気を示し、内卦の「水(坎)」は下降する険難を示し、この相反する2つの影響で、衝突しトラブルに巻き込まれやすい時です。互いに我を張って平行線のままで、是が非でもやり遂げようと頑張ることがかえってマイナスに。こういう時は、頑張っても消耗するだけですから、妥協し和解を心がけることで吉となることも暗示されています。第三者に相談するなどして冷静に考え、強引なやり方は改めましょう。
[爻辞九二原文]
不克訟。帰而逋。其邑人三百戸。无眚。
[読み下し文]
訟(うったえ)に克(か)たず。帰(かえ)りて逋(のが)る。其(そ)の邑人(ゆうじん)三百戸(さんびゃっこ)にして、眚(わざわい)なし。
[かな文]
うったえにかたず。かえりてのがる。そのゆうじんさんびゃっこにして、わざわいなし。
[直訳]
訴えに勝てない。逃れて帰る。関係する三百人の村人たちにも災いが及ばずに済んだ。
[大意と判断]
「逋」は逃げてコソコソ隠れること。「邑人」は村人のこと。坎難に陥り不平不満を抱いている九二は、村人(初六と六三)を率いて九五と争い訴訟を起こしますが、中庸の德で道理に背くことを悟って取り下げます。それで、領地に逃げ帰り隠遁して恐懼謹慎するので、村人も災いを免れ難なきを得ます。勝ち目もないのに勢いに任せて不満をぶつけないこと。ひとまず退却するのが賢明なとき。
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〔卦の意味について井上の補足コメント〕
天水訟は、訴訟の訟で、言葉を公にするということから「うったえ」の意となり、言い立てて争う様子を言います。一つ前の綜卦が水天需でしたから、需(ま)つ=積極的な意志を持って動かないの対比で、あれやこれやと動いてトラブルの多い時というイメージはしやすいでしょう。そもそも争いというのは、自分が正しいとおもうところから始まり、内卦が坎難なので、内側に問題があること少なくないわけですが、もともと卦辞に「終えんとすれば凶」とあり、いくら自分が正しくても、強引に結論づけ我を張ればさらに良くない結果を招くことになりかねません。力が備わっていないので、自己過信せずブレーキをかけましょうという時。
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〔井上の日筮占断コメント・1/6〕
前日1/5の日筮・風天小畜の初爻が陰転、三爻と四爻が交替して天水訟を得ました。陰陽バランスは二陽卦から二陰卦へと陰陽が反転する形です。訟は訴訟という熟語からもわかるように「争い訴える」意の卦ですが、訴えたり人と争ったりすることは最後までやり通してはいけないという教えが主軸になっています。訟九二は前回2024.5.13に得て以来なのでおよそ1年8ヶ月ぶり。九二は内卦の中を得ているものの陰位陽爻で不正。君主九五と争おうとしますが勝ち目がないと悟って引き下がります。「不満はあっても表に出さず収めるのが賢明。争いは避け無理をしないように。」と解しました。
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【2026年1月の日筮】
1/1(木) 13.天火同人の九三(てんかどうじんのきゅうさん)
1/2(金) 33.天山遯の初六(てんざんとんのしょりく)
1/3(土) 03.水雷屯の上六(すいらいちゅんのじょうりく)
1/4(日) 09.風天小畜の九二(ふうてんしょうちくのきゅうに)
1/5(月) 03.水雷屯の上六(すいらいちゅんのじょうりく)
1/6(火) 06.天水訟の九二(てんすいしょうのきゅうに)
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【2026年の運勢】(2025.12.22楪筮)
年運:山天大畜の九三
健康運:天山遯の初六
仕事運:火地晉の六五
家庭運:風天小畜の六四
金銭運:坎為水の六四
交際運:山火賁の六五
不慮運:雷水解の上六
年運方針:火風鼎の初六
前年比:地火明夷の九三
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【2026年の月筮】
1月の月筮:雷水解の初六 方針:天地否の初六
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〔井上の月筮占断コメント・2026年1月・雷水解の初六〕
12月の月筮・乾為天の初爻、三爻、五爻、上爻が陰転して雷水解を得ました。解は解放、解消つまり「解ける」を意味する卦で、心配や問題だけでなく、悦びや大事な契約が解消になるなど良し悪しに関係ありません。方針として天地否初六を得たので、目先の窮状を打開しようとするより目的を明確にする方針が良さそう。「行動は早めに。なかなかスムーズに進まないことがあっても、問題は解決の方向に向かっているので、周りの意見をよく聞いて余計なことは控えよう。」と解しました。
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※1月度の易経講座は1/25(日)に予定しています。
【入門講座のイベントページ】↓
https://www.facebook.com/events/4065299207053523/
【準中級講座のイベントページ】↓
https://www.facebook.com/events/1540346023916968/


