寺子屋塾

塾生たちがっこの半年に学習したプリント

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塾生たちがこの半年に学習したプリント

塾生たちがこの半年に学習したプリント

2021/12/30

写真は、塾生たちがこの半年間に学習したプリントです。

 

正確に数えたわけではないので、

紙厚と高さからの概算なんですが、

たぶん5,000枚以上はあるでしょう。

 

らくだメソッドには

1ヶ月分の学習内容が俯瞰できる

学習記録表があるので、

学習済みのプリントは原則として

塾生から回収するようにしています。

 

学習済みのプリントを

後から見返すことはめったになく、

教室内にどんどんたまっていくばかりなので、

半年に1回のインターバルで整理して

運び出すようにしてきました。

 

寺子屋塾では1日1枚という原則はあっても、

塾生自身が自分でやるプリントを決めて

自分で持ち帰るようにしているので、

わたしが一方的にプリントを与えているわけではなく、

学校の宿題と一緒にされないように、

「宿題」という言い方もしていません。

 

よってわたしは塾生に「プリントをやりなさい」と

一度も言ったことはないし、

プリントができたからといって褒めたり、

できなかったからといって

叱ったりすることもありません。

 

それにもかかわらず、この分量って

「すごいなぁ!」って毎回おもってしまいます。

 

もちろん、現在在籍している塾生全員が

毎日コツコツやれているわけでなく、

1日3枚のペースで毎日続けている塾生もいれば、

1ヶ月間で数枚しかやれない塾生もいます。

 

動物行動学の世界でよく知られている

「働きアリの法則」というのがあって、

アリを100匹箱の中にいれると、

すごくよく働くアリが2割前後 

ふつうに働くアリが6割前後、

あまり働かないアリが2割前後に

分かれるらしいのですが、

塾全体を見渡すと、

だいたいいつもそんな比率で分かれる状況なので、

つくづく面白いなとおもいます。

 

アリの世界でも、

「あまり働かないアリ」というのが

決して怠けているわけではなく、

働くアリができない

重要な役割を担っているらしいのですが、

人間の世界でも同じだとおもうので。

 

とくに寺子屋塾の場合は、

自分で学ぶ力(セルフラーニング力)が

育つことに主眼を置いているので、

「できる体験」以上に「できない体験」が重要です。

 

なぜなら、プリントを学習することを

外側から強制されたり、評価されたりしない

環境で取り組もうとするからこそ、

「できない」状況に突き当たったときに

学習者を取り囲む現状や

学習者自身の個別の課題が浮き彫りになり、

そうした状況をつぶさに観察しようとするなかで、

今まで見えなかったことが

見える体験になり得るからです。

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