一人ひとり異なる学習プロセスに立ち合うこと(その5)
2022/03/09
昨日の続きです。
この記事を初めてアクセス下さった方は、
今日の記事は5回目ですので、
一人ひとり異なる学習プロセスに立ち合うこと(その1)
から順番にご覧下さい。
今日は1月前半、1月1日から15日までの分と、
最後には1月16日に書かれた
2ヶ月間の学習のふりかえりをご紹介します。
(引用ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーー
●1/1
小3-1 ミス0 3分44秒
【つぶやき】
今日から3年生に進級❣️
おめでとう🎉私。
今日から2022年の始まりでもあり区切りがいい。
小2までの復習プリントだったが、
ひき算で苦しさを感じた。
九九をやっている間、ひき算を離れていたので、
それまで積み上げたものがまた崩れていたような感覚。
スポーツをしていた時代に3日も休んだら
筋肉が戻ると言われて、休みなく練習しなければという
強迫観念的なことを思い出す。
これくらい簡単なひき算なら、
九九の丸暗記のように暗記できればいいのに、
いちいち引いて、足す。
まぁ。めやす時間ギリだったしミス0だったんだから、
そうネガティブに考えなくても、
昨日まで進んできたという実績があるんだから、
きっと進めるよ! コツコツ頑張れー!!!!
井上コメント:あけましておめでとうございます!
新年、初プリントですね~
小学3年前半までは、足し算、引き算、掛け算が
単元毎に分かれているので、
今日みたいなコトが起きますが、
割り算や分数が始まると、たぶん少なくなってきます。
それと、身体が憶えてることは、ちょっと
やり直すだけですぐにおもいだしてきますよ~(^^)/
●1/2
小3-2 ミス7 10分00
【つぶやき】
百の位に繰り上がった数を書き忘れて結果足し忘れる。
何度となく反省し、正確性を高める為にも忘れずに!
と言っていたのに、また同じクセが出ている。
十の位へくり上がった時はほぼ書いているのに…。
なんなんだろう。
気が急いているのか、めんどくさいのか。
書けばミスは減るんだから、今後も要注意❗️
●1/3
小3-2 ミス8 10分00
【つぶやき】
今日は昨日よりミスも増えて、しょんぼり😞
やり直しをする時は、この問題は間違えてるから、
と思うとギュッと集中して解く。
どこで間違えたのかを探す為に。
常にこの集中力があればいいんだがなぁ。
ふーーーーーん。
このミスから何を学ぶのか。
それすらもわからん。
明日から残っているプリント小2-29をやる。
しょんぼりしてないで、淡々とやりなさい。
井上コメント:結果はひとつのプロセスに
すぎないと見て、そのことばかりに
あまり一喜一憂しすぎないことですね~
「常にこの集中力があればいいんだがなぁ。」
と書かれていたことについて、
確かに世の中的には
集中することはイイコトという考え方が
蔓延ってるみたいですが、
人間は、緊張と弛緩の両軸があるから
常態を保つことが可能なんです。
つまり、常に集中してずっと緊張状態が続けば、
そのしわ寄せは必ずどこかででてきてしまうし、
ひとつのことだけに集中することは、
言い換えれば、集中したこと以外を
見えなくさせてしまうことでもあるので、
生命体として捉えたときには
かなりリスクが高い状態になるということも
認識しておいた方がいいですよ。
Aさん:いつもありがとうございます😊
一喜一憂もまた愛しい自分として受け止めて、
らくださんに誘われるまま、
その景色を見て進んでいきまーす。
●1/4
小2-29 ミス8 11分40秒
【つぶやき】
ははは😅
やはりタイムオーバー
ミスも多し。
でも、今回は問題からの問いかけを感じた。
なんか、言われてる感じ。
あなた○○な事に気づいていますか?的な…。
なんだかそれはわからんけれど、明日もこのプリント。
もう少し向き合ってみよう。
今まで、プリントを解く事に集中していたけれど、
やった後もう少し眺めてみることも大事かも。
今日はそんな気づき。
80問目くらいから母親がやってきて、
あーだ、こーだと喋りかけてくる。
見事に心が揺れてミスの連発。またそれも可笑しい😝
●1/5
小2-29 ミス4 10分00
【つぶやき】
昨夜、ふっと気づいた事があった。
昨日の「プリントからの問いかけ」が何だったのか
気になってたから、つい考えちゃったんだね。
私はプリントに取り組む時に、
どうも「試験」のような感覚があったのだと思う。
よーいスタート!前に問題を見ては行けない。
みたいな事。
学生時代の慣習が染み付いていたのか、
生真面目というか…😝
らくだを理解してないというか…。
試験じゃないんだから、
どんな問題がどんな風に出されているのか
確認してから今日はスタート。
問題の出し方に、出題者の意図があるはずだから。
まぁ。相変わらずごちゃごちゃ考えながらやってます。
今日は9分弱でひと通り終えて、
残りの時間で一問修正できた。
なんとなく、まだまだまだこのプリントを
やっていたいなぁ。鍛錬しなきゃって感じ。
今日もおつかれさまー。
●1/6
小2-29 ミス7 9分58秒
【つぶやき】
ミス7のうち4つは
昨日と全く同じ所を同じように間違えている😝
結局小2-29は7枚やって合格は1回。
タイムは確実に縮まっている。もう少しやろう!
●1/7
小3-1 ミス2 3分10秒
【つぶやき】
残りのプリント1枚をやる。
今夜は寺子屋塾へ行く日。
今日はひき算がきつい!苦しい!となる。
30)までのたし算くらい
スラスラとひき算もできると今後も楽だろうに。
●1/8
小3-2 ミス4 10分00秒
小2-36 ミス1 3分00秒
【つぶやき】
小3-2はまたしても合格ならず。
スピードは速くなっているがミス4。
ミスから学ぶことは、
くり上がった数を正確にメモること。
脳内付箋は精度が低いことを自覚しよう。
我が脳を当てにするな。
2-36かけ算のまとめは合格ラインだが、
まだ九九がうろ覚えなので、繰り返しやって行こう!
GO GO❗️
●1/9
小3-3 ミス0 6分49秒
小2-10 ミス1 3分45秒
【つぶやき】
初めて文章つきの問題が出てきた。
苦手意識があるため、最後にまわす。
かけ算の概念を学ぶ問題のようだ。
概念は理解していたので、
たし算もかけ算と同様、九九を使って計算した。
この辺りだと、かけ算の概念を知ってて良かったと
自分に安心する。
今まで暗算できない自分に
鞭打っていたのかと気づく。
ありがとう、らくださん、
かわいい私を映し出してくれて💕
●1/10
小3-3 ミス0 5分2秒
小2-36 ミス1 3分0秒
【つぶやき】
かけ算
一昨日も今日も
4×3=32
と回答している。
4×3なんてしっかり暗記しているのに、
どんなトラップなのか、笑える。
速さを求められているので、
「しさん」を「しは」と
発音しているように聞こえるのか?
なんとも奇妙な間違え方に、謎を突きつけられる。
音だけに惑わされない記憶の方法も必要か。
●1/11
小3-4 ミス0 10分0秒
小2-10 ミス0 3分11秒
【つぶやき】
今日は2枚ともミス0で終えられた。
お天気は雨だが、気分はスッキリ。
2-10のひき算プリントは繰り返しているからか、
今日は自分でも納得のいく計算ぷりだった。
なめらかに答えがでてくるからだ。
苦しさが無い。
こういう状態を自分に期待していた事がわかる。
自分に納得できるってサイコー❣️
●1/12
小3-4 ミス1 10分0秒
小2-36 ミス0 3分9秒
【つぶやき】
4×7が覚えられない。
24とインプットされてしまっている。
修正はマイナスからのスタートだ。
なんでも最初が肝心とはこのことか。
九九って本当に丸暗記なんだ。
憶えさえすれば、正解がもらえる。
以前、『吉本隆明〝心〟から読み解く思想』を
読んでいた時に、「アカデミックな学問では…」と
よく書かれていて、
アカデミックな学問を学んでいる人は、それに対して
なぜ?と問いかけが浮かんでこないのか?
なぜそれで納得してしまうのか不思議で仕方なかった。
今日のプリントをしながら、
そうかこれか⁈と気付いた。
「これが正解ですよ」と教えられたら、
なにも疑問を持たなくても、それを丸暗記さえすれば
正解がもらえるからだ。
大方の人はそうなのかもしれない。
私がいちいち、色んな事にひっかかるのだと。
思い起こせば、そんなエピソードは数々…。
そうだ、小賢しいだ。
ドラマ『逃げ恥』みくりさんのセリフに
深く頷くことが何度も。
私はスタンダードの
ど真ん中な人だと思っていたけれど、
かなり端っこの人なのかもと今日も気付く。
●1/13
小3-5 ミス1 11分3秒
小2-10 ミス1 5分00秒
【つぶやき】
今日は頭の中がスッキリしていない様子。
九九も出てこないし、ひき算も四苦八苦だった。
なんだろう。この違いは。
睡眠の質かなぁ???
日常ではなんの異変も感じないけれど、
とにかく今日のプリントには
モヤがかかったようだった。
井上コメント:プリントを毎日やっていると、
昨日と今日との違いが際だってよくわかりますね。
自分の眼で自分の眼を見ることはできないように、
自己観察しようとすると、だいたい歪みや錯覚,
おもいこみや勝手な想像が紛れ込んでしまうので、
自分をちゃんと見ているつもりでも、じつは、
正しくは見えていないことが少なくありません。
でも、らくだメソッドでプリントを
毎日やり続けていると、常に自分の今の状態が
目の前のプリントに鏡のように映し出されてくるし、
やったプリントの番号、ミスの数、かかった時間を
学習記録表に書き記すことによって、
主観的な感情や評価、観念を一旦脇に置いて、
事実情報のみを外在化させられるので、
自分を客観的に観察することが可能になるわけです。
だから、らくだメソッドにおいては、
プリントだけじゃなくて、ストップウォッチと
学習記録表があることがすごく大事なんですよ。
このようにストップウォッチと学習記録表を
うまく活用しつつ、外側からの自己観察を
継続的に行うしくみがあるので、
自覚的な状態を持続的に保つことが
日常的にできるようになっていくんじゃないかと。
●1/14
小3-5 ミス2 10分0秒
小2-10 ミス1 3分0秒
【つぶやき】
今日は昨日より調子が良い感じ。
小3-5のプリントはなんか好きかも。
かけ算とたし算がミックスされていて、
ほどよい緊張感なんだけれど、
苦しさはあまり感じられない。
なぜかミスもしにくいように感じるから。
解きながらの不安要素が少ないという感じなのかな。
2-10の九九は相変わらずで
口から出まかせのオンパレード♪だ。
丸暗記の苦手さがひきずる。
まぁそれでも合格ラインなんだから、
自分をほめてあげなさい😝
●1/15
小3-6 ミス5 10分0秒
小2-10 ミス0 3分26秒
【つぶやき】
小3-6のプリントは2ケタ×1ケタでしたが、
とにかく脳が疲れた~。
70問くらいを終えた時点で、もうだめだー、
休ませてくれ~って感じ。
マラソンの後半戦みたい。
めやす10分のプリントは今までもあったのに
疲れ方が違う。
筋肉の場合、新たな筋繊維がトレーニングされると
筋肉痛という形で自分で気付けるけれど、
脳はあらたなシナプス?とかなんか
トレーニングされた時、
脳痛?みたいな自分でわかる仕組みはないのかな。
モチベーションになるのに。
それでも、めやす時間余裕で
99問解き終わっているので、よく最後まで頑張った。
明日は2回目なので
きっとペース配分しながら取り組めるだろう。
計算ミスに気をつけて!
《2ヶ月間のふりかえり》2022.1.16
・2ヶ月61日間で28コマ進んだ。
・毎日続ける事ができた。
・現在は次に進むラインと苦手克服ライン
(ひき算まとめ小2-10と九九まとめ小2-36)
2本立てでトライしている。
・始めの頃は体がほてり、脈が速くなっていた。
・指折り数えて計算していた。
・数、数字に対する直感のようなものを
持ち合わせていることを知る
・毎日のふりかえりでは、
自分で自分を応援しているフレーズがよく出てくる。
・ふりかえりに対して先生のチェックは
伴走者のように心強さを感じる。
・スモールステップの連続だからか、
次へのチャレンジを楽しんでいるようにみえる。
・スランプに入った時は一旦違う景色に行こう
・名言『1足りないから9』これは最近役に立っている。
・プリント1枚終えたら語れるネタが何かある。
・わからない事がどうわからないかわかると
なんらかの対策が思い浮かぶ。
・やって感じて、見てわかる
→日々の自分の変化を感じ取る機会になる。
先生からのアドバイス
・アタマで考えるより手を動かして計算した方が早い
※続きはまた明日!