会社経営を疑似体験できるトータルゲームのこと

木曜はマネジメント関連の記事を投稿しています。

 

今日は経営ゲーム塾でおなじみの

トータルゲームシリーズのことを。

 

おもえば、双申(株)社長の嶋崎喜一さんとご縁があり、

この経営を疑似体験できる

トータルゲームシリーズと出会ったのは、

このゲームが開発された直後のタイミングで、

わたし自身もちょうど

寺子屋塾を起業して間もない頃のことでした。

 

現在は社長職をご長男・万太郎さんが継がれ

喜一さんは会長職にあるんですが、

前記した経緯もあり、

喜一さんがトータルゲームのガイド本として出版された

『ツインコンビネーション』のまえがき、あとがきに、

わたしの名前が登場しています。

 

寺子屋塾を開塾して以来ずっと基本教材としている

〝らくだメソッド〟には、公文式プリント教材という

ベースとなる教材が存在していたように、

双申(株)の経営ゲームには、

ソニー(株)とCDIが協同で開発した

マネジメントゲーム（ＭＧ）という、

ベースとなる存在があるという点で、

開発経緯がとてもよく似ていることや、

「まず体験することから始める」

「体験から気づきをシェアして学びを深められる」

といった学習スタイルにおいても

共通する部分がすくなくありません。

 

もちろんこのことは、わたし自身、

最初からわかっていたわけではなく、

実際にプレイし、体験を深めて行くプロセスで、

結果的に後からわかってきたことなんですが。

 

ただ、経営ゲームについては、

わたし自身指導者になることを

最初から目指していたわけではなく、

「瓢箪から駒」のような偶然の産物だったのです。

 

その直接的なきっかけとなったのは、

寺子屋塾を始めて５年ほど経過したときのことでした。

 

わたしは桑員地区を対象に活動している

市民活動の中間支援団体に関わっていた関係で、

その参加メンバーによる

〝誰でもできるマネジメント講座〟という

自主的な連続勉強会の企画があり、

そこでトータルゲームを紹介する機会があったのです。

 

そして、その場に参加された方の中で

興味を持たれた方が桑名青年会議所のメンバーで、

たまたまその年度の青年会議所の

セミナー担当にあたっていたために、

わたしを講師に

〝ゲームで学ぶ経営マネジメント講座〟という企画が

持ち上がったのでした。

 

しかし、わたし自身は大学や学校などで

経営についてちゃんと学んだことは全くなく、

もともと経営というテーマについて

人に何かを語れるような人間ではありませんから、

講師という役割を引き受けることには

正直とても躊躇しました。

 

ただ、トータルゲームの場合は、

バーチャルであっても一人一人が自ら社長となり

経営をシミュレーションするゲームですから、

参加された皆さんがそうした体験から

一人ひとりがそこで何に気づいたかについて、

シェアする場をファシリテートすることならできます。

 

〝ゲームで学ぶ経営マネジメント講座〟は

そんな経緯から開催され、

参加された皆さんからも、

概ね好評を頂いて終えることができたのでした。

 

このようなことが発端となり、

トータルゲームを用いたワークショップは、

わたし自身がまわりに積極的に

開催をアピールしてきたわけでもないのに

前記したセミナーに参加された方や、

桑名市商店街連合会青年部、中小企業同友会、

商工会議所、各地のNPO中間支援団体などの

経営セミナー企画として、継続的にオファーを頂いて、

わたしが提供できるセミナー企画としては、

定番メニューのひとつとなっていったのです。

 

また、経営について学んだことのなかったわたしが、

こうして寺子屋塾の経営を長く続けられてきた

要因のひとつが、わたし自身このトータルゲームを

繰り返し繰り返しプレイし、

ファシリテートしてきたことにあるのかもしれません。

 

もちろん、これは客観的に証明できないことで、

あくまでわたし自身の個人的印象として

語ることしかできないのですが、

それでも、このゲームが体験的に経営を学べる

希有な教材のひとつであることは確かで、

これからの時代において

ますます必要性を増していくように感じています。

 

経営ゲーム塾Bコースの5月度は

5/8(日)13:00〜17:00に開催します。

 

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