「今日もふつうをていねいに」学習塾ホライズン・小野寺充太さんのこと
2022/10/01
土曜はらくだメソッドや
塾生関連の記事を投稿しているんですが、
今日は、寺子屋塾と同じらくだメソッドを使って
宮城県気仙沼市で学習塾ホライズンを開かれていて、
今年15年目を迎えられた
小野寺充太(おのでら みちた)さんを
ご紹介しようとおもいます。
小野寺充太さんは、3.11東日本大震災で被災され、
津波で教室が流されてしまわれたんですが、
そのときに在籍されていた生徒さんは
全員無事だったそうで、
いまは写真の新しい教室で元気に活動されています。
2014年春に家族で東北を旅行したことがあり、
その四泊五日の二泊めに気仙沼で一泊したんですが、
震災後3年のときで、小野寺さんの教室はこのとき
仮設商店街(南町紫市場)のフリースペースでも
週1回営業されてました。
そのとき残念ながら学習塾ホライズンは春休みで
小野寺さんはわたしと入れ違いに東京に行かれ
気仙沼にいらっしゃらずお会いできなかったんですが、
以後、Facebookを通じて
やりとりさせていただいています。
これは、小野寺さんの教室の生徒募集チラシで、
福祉関係のデザインの仕事をしている
小野寺さんの若いお友達がデザインされたそうです。
次の写真はらくだメソッド開発者・平井雷太さんが
2018年に小野寺さんの教室を訪ねられた際のもの。
(向かって右側が平井さん、左側が小野寺さん)
さて、タイトルの「今日もふつうをていねいに」は、
小野寺さんのキャッチフレーズなんですが、
以下、今日Facebookに投稿されていた記事をご紹介。
(引用ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【めんどくささの彼方に広がるホライズン。】
2022.10.1
学校で学ぶこと"だけ"が
大事じゃないことを思いながら、
学校で学ぶ、
"読み書き計算をベースとした基礎学力"を、
"一生学び続ける"ための"道具"として
使いこなせるように、
"本当に身につける"ことを大切に考えている。
"考える力をつけること"が大事だからといって、
"考える力を身につけるための練習をしましょうー!"
…ってやっては考える力は身につかないので、
むしろ日々の学びや暮らしのなかに、
"自然に現れるモンダイ"(どうやったらうまくいくか?
楽しくなるか?みんなと協力できるか?)をこそ、
"課題解決のための課題を与える"(笑)ことで
邪魔しないで、
立ち止まって考える時間、
"隙間のじかん"をこそ守りたい。
※すると、学校のテスト対策とか、
そのふりかえりとかも、
良い課題そのものだったりする。
ひとが集まる場である学校生活は、
そのままで課題解決の舞台だと思う。
教育(学校の)の、こんなところがダメだとか、
まち(地域)の、こんなところがダメだとか、
それは当然あるんだけれど、
そういうことを言う時に、そのひとの立ち位置って、
その場にいない(当事者じゃない)
感じがするのは嫌だ。
学びにしろ、地域での暮らしにしろ、
"じぶんごと"そのもので、自分も当事者として、
へこたれたり、怒ったり、怒られたり、
泣いたり笑ったりしてたい。
そういうどうしようもないようなカッコ悪い(笑)
じかんを共に過ごしたひとたちのことを、
仲間とか友だちとか言うんじゃないかな?
ちゃんとぶつかり合うこと、仲間を大切にすること、
仲間だけじゃない他者
(自分と異なる考えを持つ人たち)と出会うことを。
そういうことを知るために、
ひとは学ぶのだろうけれども。
だから今日もふつうをていねいに。
学ぶこと、趣味、しごと、暮らし、きっと、
大切なことは同じようなこと。
そしてそれはきっと、めんどくさいことで(笑)
それをへこたれずに、でも手放さずに、
自分なりに続けていく練習こそ。
そんな毎日がきっと、
まだ見えない未来につながっていくと思う。
めんどくささの彼方に広がるホライズン(水平線)。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(引用ここまで)
"一生学び続ける"ための"道具"として
使いこなせるように、"本当に身につける"
立ち止まって考える時間、
"隙間のじかん"をこそ守りたい
ってイイ表現ですよね。
結局、小野寺さんと一度もお会いできていないので、
来年は何とか時間をみつけて東北まで足をのばし、
お会いできたらとおもっているところです。
小野寺充太さんのFacebookアカウントはこちら、
blogはこちら(note)からアクセスできます。