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『脚本家・野木亜紀子の時代』を読み始めています

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『脚本家・野木亜紀子の時代』を読み始めています

『脚本家・野木亜紀子の時代』を読み始めています

2022/11/11

金曜は読書関連の話題を投稿しています。

今日は最近手に入れ読み始めた本

『脚本家・野木亜紀子の時代』のご紹介を。

 

野木さんが脚本を書かれたTVドラマを

わたしが一番最初に観たのは、

2013年春TBS系で放映された『空飛ぶ広報室』です。

 

そして、大ブレイクしたのは2016年の

『逃げるは恥だが役に立つ』だったわけですが、

逃げ恥をめぐっては、皆さんご存知

2021年5月に発表された

ガッキーと源さんの結婚について、

なぜわたしがその半年以上前の2020年秋くらいから

予感していたかについての考察を、

1年前の今頃にこのblogで

4回にわたって書いたことがありました。

ガッキーと源さんの結婚を予感していたわけ

 

それでも、書きたいことが十分書けたとはおもえず、

吉本隆明さんの3幻想領域でリフレーミングしながら

TVドラマ『逃げ恥』を観るというのは、

具体的にどういうことなのか、ということや、

二人が『逃げ恥』のドラマや脚本から何を学んだかを、

対幻想やディスコミュニケーション、

対話の可能性という視点からさらに掘り下げようと

今年の1/28に再度書き始めたのが次の記事です。

ガッキーと源さんの結婚を予感していたわけ(その5)

 

あと、海野つなみさんが書かれた原作漫画のことを

紹介した次の記事でも、

脚本化の難しさや不安を正直に告白されている

野木さんのコメントを紹介しました。

TVドラマ「逃げ恥」原作マンガ(全11巻)のこと

 

2018年の『獣になれない私たち』や、

2020年の『MIU404』は、

ドラマを観ただけでなく

シナリオブックまで買ってしまいました!

 

・・・ということで、

脚本家・野木亜紀子という人物に対し

限りない興味関心を持つわたしには

本書は待望の出版だったわけですが、

内容の概略が垣間見える「まえがき」を次にご紹介!

 

(引用ここから)

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はじめに
近年のテレビドラマ界において、もっとも視聴者の心を捉え、その深いメッセージ性が共感を呼び、現代社会への鋭いまなざしに議論が白熱しているのは、脚本家・野木亜紀子が手掛けたドラマたちだろう。

 

野木の手掛けた代表作といえば、2018年放送の『逃げるは恥だが役に立つ』 (TBSテレビ系)が思い浮かぶ人が多いはずだ。星野源による主題歌「恋」のダンス動画が話題となり、終了後も幾度となく再放送され、2021年には続編となる『逃げるは恥だが役に立つガンバレ人類!新春スペシャル!』(TBSテレビ系)が放送された。同年5月には、本作で共演した新垣結衣と星野源の結婚が発表されたことも記憶に新しい。社会現象とまで呼ばれた本作のヒットは、この上なく幸福な結末へとたどり着き、深く人々の記憶に刻まれる作品となった。

 

同作以降、野木はオリジナル脚本で多くのドラマを手掛けている。石原さとみ主演『アンナチュラル』(2018年、TBSテレビ系)、新垣結衣主演『獣になれない私たち』(2018年、日本テレビ系)、北川景子主演『フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話』(2018年、NHK総合)、古舘寛治と滝藤賢一W主演『コタキ兄弟と四苦八苦』(2020年、テレビ東京系)、綾野剛と星野源W主演『MIU404』(2020年、TBSテレビ系)。どの作品も深いテーマ性を持った名作であり、多くの視聴者を画面に釘付けにしてきた。


いったいなぜ、私たちは野木脚本のドラマに惹かれるのだろうか。物語に視聴者を没入させる、愛着の湧くキャラクターたち。旬な社会問題を取り扱い、リアルのその先を描く先見性。王道でありながら、常に新鮮な設定と展開。その魅力を挙げていけばキリがないほどで、掘り下げれば掘り下げるほど、各々のドラマに込められたメッセージが多層的に浮かび上がってくる。今、これほど語りがいのある作家はほかにないだろう。


本書では、ウェブサイト『リアルサウンド映画部』でドラマ評を執筆している気鋭のライター7名に、それぞれの視点から脚本家・野木亜紀子のドラマの魅力を解き明かしてもらった。野木が注目されるきっかけとなった『重版出来!』(2016年、TBSテレビ系)から、2020年を代表するドラマの一つとして数えられる『MIU404』まで、7 作品を徹底考察している。巻末には、これまで野木が携わってきたドラマや映画の作品リストも記載した。本書を通じて、野木ドラマをさらに楽しむための新たな糸口が見つかれば幸いだ。

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(引用ここまで)

 

なお、blueprintのwebsiteでは

本書の一部分を紹介した記事を読むことができます。

 

MIU404

獣になれない私たち

重版出来!

 

著者座談会(小田慶子、田幸和歌子、成馬零一)も

ありますよ。

ドラマ脚本家にとっての“作家性”と“商業性”とは
 

平田オリザさんの名言を紹介したこちらの記事

柄本明さんの『最後の講義』を塾生たちと観た話など、

どうもドラマ、演劇、ワークショップ、対話、

といったところに関心が向いてしまうのは、

父方の祖父が歌舞伎役者だったという

自分のルーツから来ているのかもしれないのですが、

その辺りの話も関連付けながら整理した記事を

いつか書いてみたいとおもいます。

 

・・ということで、まだ読み始めたばかりでもあり、

今日のところは本のご紹介のみの記事でした。
 

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