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細谷功さんのダブリングについて

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細谷功さんのダブリングについて

細谷功さんのダブリングについて

2023/01/26

木曜はマネジメント関連の記事を投稿しています。

 

ただ、今日書こうとしている話題は、

いろんな分野にトータルに関わる内容のもので、

①〜⑩までのカテゴリーに分類するのが難しく

マネジメントに分類するよりは、

「その他」の方が適切かもしれませんが。

 

一昨日に投稿した立花隆さんの記事を

書いているときにも感じたんですが、

カテゴリー分けというのは、

あくまでその記事のもっている

ひとつの側面にすぎないし、

あまりとらわれないようにしたいものです。

 

 

さて、今日の本題は、

昨年の11/18に投稿した次の記事
細谷功x佐渡島庸平『言葉のズレと共感幻想』

で紹介したこの本の第1章冒頭で登場している

「ダブリング(DoubRing)」について。


このダブリングとは、細谷功さんが開発された

コミュニケーションや抽象化トレーニングに
用いることができる思考の可視化ツールで、
詳しくはダブリングのwebsiteや、
細谷さんが書かれたblog記事
DoubRingで思考を可視化する などをご覧下さい。

たとえば、1/22に書いた記事
「折り合いをつける」ということ(その2) で
取りあげた「折り合い」という言葉は、

すごく幅のある使い方がされる典型例なんですが、

「ハッピーエンド」という意味で使う人もいれば

「破局」という意味で使う人までいて、

意味は一律ではありません。

 

〝指月の法〟とことば(つぶやき考現学 No.28)

で紹介した詞のコメントとして書いたことですが、

わたしたちが日常使っている言語は、

意味が一つに定まっていなくて

むしろ曖昧だから、言葉として機能し

多くの人が使えていることをつい忘れて、

相手が発した言葉の意味を

自分の辞書で解釈しようとしてしまいがちです。

 

『言葉のズレと共感幻想』に書かれているように、

言葉は人間にとって最強のツールであると同時に、

最大の弱点でもあるんですね。

 

つまり、このダブリングは、
言葉によるコミュニケーションが

いかにズレているかを可視化させ、自覚できる

とってもシンプルなツールと言っていいでしょう。

 

ダブリングのwebsiteには、

2つのリングで示す次の9パターンにもとづいて、

基本の8問
1.「成功」と「失敗」
2.「長所」と短所
3.「仕事」と「遊び」
4.「理想」と「現実」
5.「親」と「子」
6.「男性」と「女性」
7.「自然」と「人間」
8.「生」と「死」

 


について、約3分あれば自分のパターンを解答でき、
さらに、16か国の国際比較もできる

他の人のデータも確認することができますから

ぜひ覗いてみて下さい。

 

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