シーシュポスの神話と追求主義のこと
2023/07/11
blog記事を書いていて、
あとちょっとで書き終えるというところで
パソコンがフリーズし
内容が全部飛んでしまいました。
さすがに復元する気になれなかったので
今日は別の話題をサクッと書いて
短めに終えようとおもいます。
5月に書いた次の記事で、カミュの
『シーシュポスの神話』を紹介しました。
・贈与読書会で40年ぶりに出会い直した『シーシュポスの神話』のこと
その記事の最後で、
休みなく岩をころがして
永遠に山の頂まで運び上げるという
無益で希望のない刑罰を課されたシーシュポスが
なぜ「すべてよし」と判断し、
なぜ幸福なのだと想わねばならぬと言えるのか、
考えてみてください。
と書いたんですが、カミュの文章を読んで
何かわかったことはありましたか?
カミュの文章は翻訳文ということもあって、
けっして読みやすく
分かりやすい文章ではありません。
でも、読みやすいとか分かりやすいとかは
あくまで読む側の都合です。
文章を読むときに、
書かれていることを
読む人の都合を優先して、
読む側が自分の辞書で解釈しようとするのは、
未知の世界のことを既知の世界で
知ろうとするようなことですから、
たぶん、チンプンカンプンでしょう。
未知の世界について知ろうとするなら、
まず、自分の枠というか
すでに知っている既知の世界からは
外に出る必要があるし、
書いた人の文脈に自分から飛び込まない限り
理解には届かないでしょうから。
話は変わりますが、
今朝ネットサーフィンしていて
AIと対話しながら人生哲学を作ったという
興味深いblog記事に出会いました。
追求という言葉から、
最初は未来に時間軸を置いているのかなと
おもったんですが、
そうではなく、
「いま、ここ、自分」の最善を
追求するということのようで納得しました。
個人的に「〜主義」という言い回しは
好きでは無いんですが、
最後の方には禅とか小乗仏教とか
ゲーム理論とか出てきて、
わたしが30年近く寺子屋塾で
実践してきた世界にも、
どこか重なる部分があるようにも
おもえてきたのです。
また、これを読んでいて、なぜか
シーシュポスの神話のことが浮かんできたので、
ここに書きとめておくことにしました。
シーシュポスの神話を読んでも
何が書いてあるかチンプンカンプンだった人にも、
もしかしたら、読み解くヒントに
なるかもしれません。
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