自分の内側と外側はつながっている(つぶやき考現学 No.51)
2023/08/18
目に見えるものは
目に見えないものからできている。
たとえば、人間の心の中には
誰にも見えない内面があり、
そうした内面での心の動きが先にあって、
それが後から目に見える行動として
外側に表れてきているようにおもえるからです。
もし、そうだとすれば、
自分の外側にある社会においての
幸福を求めている限りは、
幸福にはなれないのかもしれません。
けれども、自分のまわりが幸福になれば、
めぐりめぐって自分自身もまた
幸福になれることがあるようにおもうのです。
よって、自分の内側と外側が
けっして別々のものではなく
つながっていると気づくことさえできれば
幸福とは、いまこの瞬間の中にこそ
立ち現れているのではないでしょうか。(1998.5.12)
※井上淳之典のつぶやき考現学 No.51
COMMENT:「幸福を意識すればするほど、わたしから幸福は遠ざかっていくようです。『自分を大切にできない人は、人からも大切にされない』という言葉をどう思いますか?」と問う塾生がいました。その問いに触発され、何人かの塾生がさまざまなことを書いていたのですが、そのやりとりを読みながら気づいたことを詞の形で書いてみたものです。