9/28に塾生がFacebookで書いていた詞をご紹介
2023/10/04
今日は、寺子屋塾生のひとり、
坂田美佐子さんが
１週間ほど前の９月２８日に
Facebookに投稿していた詞が
目にとまったのでご紹介します。
坂田さんが書いた原文で
句読点。になっていた３箇所を、
最初の方に出てくる言い回しに合わせて
疑問符にしました。
なお、冒頭の写真は、
その詞と一緒に投稿されていたものです。
（引用ここから）
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伝わることがないというのは
絶望だろうか？
分かり合えることなどありえないというのは
絶望だろうか？
わたしは違うとおもう。
むしろそれは
希望だとおもう。
たとえば
伝わらないことで
依代や余白が生まれる。
分かり合えないことで
新たな発見や可能性がうまれる。
対話がうまれ続ける。
あなたでもわたしでもない
新たな存在がうまれる。
伝わらないことは
分かり合えないことは
理解し合えないことは
孤独だろうか？
そもそも孤独とは
寂しいことだろうか？
ほんとうに
そうだろうか？
そんなことは
ないとおもう。
伝わらないことは 救いだ。
分かり合えないことは 救いだ。
だって
すべてが伝わってしまえば
すべてを分かりあってしまえば
終わってしまう。
すべてが伝わることも
すべてを分かり合うことも
ありえないけれど
すべてが伝わったと
すべてを分かり合えたと
そう思い込んでしまったなら
終わってしまう。
あなたとわたしと
あの人と
すべての人達を
繋ぐ関係が
取り巻く世界が
終わってしまう。
果ては
このいのちが
いのちをつなぐという
生命活動自体が
終わってしまう可能性も
孕んでいるとおもう。
だから
伝わらないことも
分かり合えないことも
決して絶望ではない。
絶望的な気持ちになったとしても
ほんとうは
救いなのだ。
ほんとうは
救われているのだ。
ほんとうは
果てしない
希望なのだ。
