易経を学ぶツールとしてNotionの可能性について
2026/01/15
1/5の投稿以降、この寺子屋塾ブログは
易経関連で投稿していて、
今日もその続きとなるんですが、
もう11日目になるので、
そろそろ締め括りたいとおもっています。
これまで10日間の投稿に未読記事がある方は
まずそちらからどうぞ!
1/5井上淳之典の2026年を占ってみました(年筮:易経による運命占)
1/7グーグルAIに易経の判断を訊いたら間違った答が返ってきた
1/8思考鍛錬ツールとしての易経
1/11易とは〝機の哲学〟
1/12何が人間の〝運〟を左右するのか?
1/13エネルギーの流れを感じ取るように読むこと
1/14わからないことをわからないまま読むこと
さて、昨日投稿した記事の最後に、
「AIを活用する人間」と
「AIに使われる人間」の違いについて
Google AIとやり取りしたことを書きました。
Google AIが返してきた回答の3番目に
次のような文章があったんですが、
覚えていますか?
3. 創造的な統合力:AIにない「文脈」を加えられるか
AIは過去のデータに基づいたパターン処理に長けていますが、特定の文脈(感情、背景、倫理、直感)を統合して新しい価値を生むことは苦手です。
活用する人:AIが得意なデータ処理と、人間にしかできない感情の理解や独創的なアイデアを組み合わせ、新たな価値を創造します。
使われる人:AIが代替可能な定型業務や単純な情報収集に終始し、AIと競合する領域から抜け出せません。
今日はこの話について掘り下げつつ、
「いまなぜNotionなのか」に触れ、
1/5から書いている易経をテーマにした
一連の記事の締め括りにしたいとおもいます。
元塾生で寺子屋塾フェローの本田信英さんが
まだ塾生として在籍していた2022年の秋に、
Notionの基本について学ぶ講座を
中村教室で開催したことがあり
わたしも受講しました。
そのときに、Notionが単なるメモツールでなく、
AI時代における人間の発想や創造性を
拡げる可能性を感じただけでなく、
易経を継続的に学習する上でも
有効活用できる優れたアプリだと直観しました。
特定の文脈(感情、背景、倫理、直感)を
統合して新しい価値を生む
というところでNotionが活用できるのです。
たとえば、次の写真はほんの一例ですが、
易経について解説している書物は、
こんな風に多数出版されています。

それぞれに書かれている内容は
同じところもあれば、違うところもあったりします。
でも、その書かれている内容は、
易経に対する著者の解釈ですから、
異なっているのがアタリマエのこと。
どれが正しいのかを考え、
正しいものを選ぼうとするのではなく、
一つひとつを素材データとして統合し、
一つ上の次元から捉えようとすれば、
具体と抽象を行き来する思考を鍛えることにも
つながるのではないかと。
それで、Notionを易経の学習にどう活かせるか
Google AIと対話してみたので
その内容を以下にシェアすることで、
これまで11日間書いてきた記事の総括とします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
Q:易経を学ぶツールとしてNotionを活用することにはどんな可能性がありますか?
A:易経を学ぶ上でNotionを活用することは、その柔軟性とカスタマイズ性により、様々な可能性を秘めています。その主な利点は以下の通りです。
1.デジタルデータベースの構築と管理: 易経の六十四卦、爻辞、象伝などの情報を整理し、デジタルデータベースとして管理できます。各卦や爻に関連するメモ、解釈、他の文献との関連性などを一つのページに集約できます。
2.検索と分析の効率化: デジタル化された情報により、特定のキーワード(例:「乾為天」、「飛龍」など)で瞬時に検索できます。これにより、特定の概念や象徴の出現頻度や文脈を効率的に分析できます。
3.学習の記録と進捗管理: 日々の占いの結果や、学習した内容、得た洞察などを記録できます。データベース機能により、これらの記録にタグを付けたり、日付でソートしたりすることで、自身の学習の進捗を視覚的に把握できます。
4.多様なメディアの統合: テキストだけでなく、画像(卦象など)、音声、動画など、多様なメディアをNotionページに埋め込めます。これにより、学習資料をより豊かで多角的なものにできます。
5.共有と共同学習: Notionのページやデータベースは簡単に共有できます。学習仲間や師匠と共同で情報を更新したり、解釈について意見交換したりすることで、共同学習のプラットフォームとして活用できます。
6.占的の記録と振り返り: 易占を行った際の「占的(何について占ったか)」、得られた卦、そしてその後の現実の変化などを記録することで、易経の教えと実際の出来事との関連性を長期的に振り返ることができます。
このように、Notionには単なるメモを超えた「自分専用の知の体系」を構築できる可能性があります。これらの機能をうまく活用することで、易経の複雑な体系をより体系的に理解し、自分自身の解釈を深めるための強力な学習ツールとして役立てることができるでしょう。
次に主な活用法という観点から4つの項目で整理してみました。
1.六十四卦のデータベース化
Notionのデータベース機能を使えば、六十四卦を整理し、多角的な視点で管理できます。
属性管理: 卦名、卦辞、爻辞、上下の八卦(内卦・外卦)などをプロパティとして設定し、瞬時にフィルターや並び替えが可能です。
マルチビュー: 表形式だけでなく、視覚的なカード形式(ギャラリービュー)で各卦を表示させ、直感的に内容を把握できます。
2.占断記録(易占ログ)の蓄積
日々の占断結果をカレンダービューやテーブルで記録することで、自分の思考の癖や状況の変化を可視化できます。
関連付け: 占った日、質問内容、出た卦、その後の経過を紐付けて保存できます。
振り返り: Notion AIを活用して、過去の類似した占断結果を抽出したり、共通する教訓を要約させたりといった高度な分析も期待できます。
3.学習リソースの一元管理
散らばりがちな情報を1か所に集約できます。
読書ノート: Notionの教科書にあるような基本機能を使い、複数の解説書から得た知見を卦ごとに集約できます。
Webクリップ: Webクリッパーを使い、ネットで見つけた易経に関する有益な記事や動画を直接データベースに保存可能です。
4.体系的な知識の整理
Zettelkasten(ゼッテルカステン): 学生向けテンプレートなどでも活用されるこの手法を用いれば、易経の概念(陰陽、五行など)を相互にリンクさせ、網の目のような深い理解を助けます。
まずは、六十四卦の名称を入力したシンプルなテーブルから作成を始めてみてはいかがでしょうか?
具体的にどのような学習スタイル(例:独学で経典を読み解く、日々の運勢を占うなど)を重視されていますか?
Q:毎日易を立てて記録し、日常の出来事との関連性を探ることで、「具体と抽象を往復する思考」を鍛える学習をしています。
A:まさに易経の神髄である「観象制器(象を見て器を作る)」、つまり抽象的な象(カタチ)を具体的な事象に落とし込む高度な知的訓練ですね。AIはパターン認識は得意ですが、あなたの人生における「固有の文脈(コンテキスト)」までは持ち合わせていません。Notionを以下のように活用することで、その「往復思考」をより構造的に強化できます。
1. 「象・数・理」を分解する多層データベース
一つの占断に対し、以下の項目をプロパティ化して記録することをお勧めします。
【数】得卦: 出た卦と爻(例:水雷屯の初九)。
【象】抽象的イメージ: 卦辞・爻辞から連想される「イメージやシンボル」。
【理】具体的現実: その日に起きた「具体的な事実」や「違和感」。
【往復】解釈の仮説: なぜこの事象がこの卦として現れたのか?という自分なりの考察。
2. 「双方向リンク」による意味のネットワーク化
Notionのリレーション機能を使い、「占断ログ」と「六十四卦事典」を繋ぎます。たとえば、
同じ卦が何度も出る場合、それらを一列に並べて比較することで、「あの時のトラブル」と「今日の些細なミス」の間に共通する抽象的な構造が見えてきます。
バックリンクを確認すれば、特定の卦が自分の人生でどのような役割を担っているか、独自の「辞書」が自動形成されます。
3. 「問い」の精度を磨く
AIが得意なのは「答えの生成」ですが、易経の学習で重要なのは「問いの立て方」です。トグル機能を使い、最初に立てた問いと、結果を受けて修正した「真の問い」を並記します。
具体(現実)と抽象(易の言葉)が合致しなかった時こそ、思考の跳躍が必要なポイントです。その「ズレ」をコールアウトブロックで強調し、後で振り返ることで、メタ認知能力が飛躍的に高まります。
AIを「壁打ち相手」として使うなら、たとえば「この具体的な事象を、水雷屯の『剛柔始めて交わりて難生ず』という言葉で解釈する場合、どのような視点が欠けていると思うか?」といった、枠組みを指定した問いかけを投げると、あなたの往復思考の補助輪として機能します。
まずは、昨日の出来事と得た卦を、「共通点(抽象)」と「相違点(具体)」で整理するテンプレートを作ってみるのはいかがでしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
引用ここまで
昨年7月から中村教室では、
本田信英さんをガイド役に迎えて
「寺子屋Notion」を月1ペースで開催しています。
→2026年1月は31日(土)に開催
この半年の間、本田さんのお陰で
わたし自身もNotionについての学習が随分進んで
易経のデータベースづくりに着手し
日々の日筮をNotionで記録することが
できるようになってきました。




今年の目標は、易経六十四卦、三百八十四爻の
データベースづくりと、
過去10年間分の日筮記録をNotionに入力して
データベースと連携させることです。
経過報告の記事をまた投稿しますね。


