TBSドラマ『逃げ恥』名セリフ&名場面集(その3)
2026/02/12
〔山梨県大善寺薬師堂の中。平匡とみくりがいかつい十二神将立像を見ながら歩いている〕
みくり:こういうところに来ると、嘘をついたり、卑しい心でいることを、見透かされてる気分になります。
みくり:この中では嘘がつけませんねぇ……
平匡:はい。
みくり:〔仏像を見て歩いている平匡を見ながら〕似合いますよね。
平匡:?
みくり:仏像とか、お寺とか。
平匡:……
みくり:しみじみと、しっくり。
平匡:……都会的な、風見さんのような。
みくり:風見さん?
平匡:……カッコいいよなぁ……
みくり:カッコいいですねぇ……
平匡:……
みくり:わたしは……平匡さんがいちばん好きですけど。
平匡:〔驚いてみくりの顔を見る〕……。
みくり:しみじみと、しっくり、落ち着いて。
平匡:……。
みくり:〔平匡の顔を見て〕あっ、あっ…好きって、変な意味じゃなくて!……はぁっ…またしても、突拍子もないことを…。
平匡:……。
みくり:都会のキラキラより、渋い方が好きっていうか…すみません!何を言ってるのか…。
平匡:……。
みくり:……。
平匡:ありがとうございます。
みくり:!
平匡:ぼくは一生このまま、本当の結婚はせずに終わるので、もし、みくりさんが誰かと結婚しても、週に何度かは、家事代行に来てもらえたらいいなぁと…思います。
みくりM:(今のはきっと、従業員のわたしへの、最高の褒め言葉だ)
〔ブドウの丘で平匡、みくり、百合、沼田、風見の5人が景色を眺めている〕
みくりM:(でも、なぜだろう。それはそれで寂しいと思ってしまったこの気持ちは……。この気持ちは……)














※TVドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』第3話より
COMMENT:平匡さんの台詞「ぼくは一生このまま、本当の結婚はせずに終わる・・・」から、自分自身に対する自己評価が低く、未来に対し悲観的な様子がわかりますね。わたしがこのシーンで一番着目したのは、その後の平匡さんの言葉に対するみくりさんのモノローグ「今のはきっと、従業員のわたしへの、最高の褒め言葉だ。でも、なぜだろう。それはそれで寂しいと思ってしまったこの気持ちは……。この気持ちは……。」で、みくりさんは、従業員としての自分への褒め言葉と感じていながら、なぜそれを寂しいとおもってしまったのか、問いが浮かぶかどうかというところ。このブログ記事を最初の頃から丁寧に読まれている方は、「対幻想」と「共同幻想」というキーワードがおもいうかんで、ピンと来るものがあるかもしれません。
この続きはまた明日!


