寺子屋塾

塾生の学習レポートご紹介

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2021/09/03

今日は、現在寺子屋塾に在籍している

塾生(社会人)の学習レポートをご紹介。

以下、2017年3月に学習を始めた坂田美佐子さんが、

入塾されて3ヶ月を経過した時点で書かれたレポートです。
 

「三冊の本と算数プリントに触れて」  坂田 美佐子 

 

「らくだ学習法」「教えない教育、治さない医療」「何もしない教育」を読み、これまでの自分がいかに「出来るかどうか」にとらわれて生きてきたかに気付かされました。世間で常識と言われるようなことや、何が正しいのか、正しくないのかなど、そういったことにとらわれてきたと感じました。そしてそもそも「常識」とは何なのか?「正しい」とは何なのか?それは自分の「思い込み」ではないんだろうか?と自身に問いかける機会が格段に増えたように思います。

 

算数プリントに関しては、自分で時間を計り自分で採点するという方法がとても新鮮でした。学生時代、そのようなやり方で勉強したことがなかったからです。普通、市販の問題集などでは、解答は巻末にまとめてあったり、別刷りになっているんですが、らくだメソッドの場合はプリントの裏に答えが書いてあるので答えを写すことができてしまうし、時間も自分で測って自己管理するようにしているので、いくらでもズルをしてごまかせてしまうのです。でも、それをし続けたらどうなるのか。そんなことをしても、何も身に付かない、結局は自分で自分の首を締めることになってしまう。

 

そんな時、学校や家庭では「そんなことをしてはいけません」等と先生や親に叱られたりすると思うが、らくだメソッドの場合は、叱らない。自分で気付いて自分で選択をする。ズルをするかしないか、そもそもやるのかやらないのか。自分で決めて自分が本当に納得した上で、やると決めたなら自分からやる。自分から学ぶ。何を学ぶかは自分で決める。出来る・出来ないではなくとりあえずやってみる。目的を持たずにただやり続ける。それが「らくだ学習法」でいう「セルフラーニング」に繋がるのではないか。

 

らくだメソッドの学習を始めて「出来ない」ことに何度も直面した。ただその際、無闇に自分を責めたり追い詰めたりしなくなってきている。プリントについてはもちろんだが、日常的にそのような考え方になってきているように思う。もちろんまだまだそうなりそうになることや感情に支配されそうな時はあるけれど、むしろそんな時こそ「振り返り」が出来るチャンスなのだと思える自分がいる。

 

そしてそれは一人で行うことも必要であるが、伴奏者や追走者のような存在、つまり手を差し伸べてもらえる師や共に学び合い想いを共有出来る仲間がいることも重要なのではないか。特に煮詰まった時にはその必要性をひしひしと感じた。人間は一人ではなく、一人では生きていけないと改めて感じている。(了)

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