寺子屋塾

〝理念〟って何だろう?

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〝理念〟って何だろう?(その1)

〝理念〟って何だろう?(その1)

2022/01/03

去年の年末にある人がFacebookに

「理念て大事かもしれんけど、

 時に重きを置きすぎて、

 人が理念の方に合わせないと

 いけなくなることってあるな。

 美しい言葉ばかりが上滑りして。

 そうなると思考ばかり優位になってね。

 ………」

という書き出しで始まる記事を

投稿されていました。

 

その記事を読んだことがきっかけで、

「理念とは何か?」について

改めて考えさせられたことがありました。

 

とっても大きなテーマなので

今日の記事1回だけでは終了できず、

何回か続くことになるかもしれませんが、

それについて書いてみようとおもいます。

 

「理念」という言葉からすぐおもいだされるのは、

「未来デザイン考程」で

自分で取り組むテーマを設定した後に

最初に実施する局面が、

「理念設定」であることでしょう。

 

この「未来デザイン考程」については、

昨年春に新しいテキストが出版されたことを

ちょっと前に紹介したばかりなので、

初めて聞いたという方は

こちらの記事をご覧頂ければ幸いです。

 

わたし自身、未来デザイン考程の

原理となる考えが示されている

大和信春『和の実学』を最初に読んだのが、

寺子屋塾を起業する3年前、つまり

進学塾で仕事をしていた1991年でした。

 

この本は、進学塾の仕事に

何となく違和感を感じながらも、その違和感が

何なのかが明確に言語化できないままで

モヤモヤしていたわたしにとって、

「自分の進みたい方向はこれだ!」と

ハッキリと自覚出来て、

進学塾の仕事を辞める決意を

後押ししてくれた1冊でもあります。

 

そのプロセスについて具体的な話は以前、

きぼう新聞のインタビューを受けたときに、

第2回目のところで詳しく語っているので、

こちらの記事をご覧いただければとおもうんですが、

そういう意味でもこの『和の実学』は、

わたしにとってバイブルのように

何度も繰り返し読んでいる大切な1冊で、

「理念とは何か?」という問いについては、

もう30年以上考え続けているといっても

過言ではありません。

 

とくに、中村教室を開設した2015年9月以後は、

塾生たちに未来デザイン考程を積極的に紹介し、

未来デザイン考程を使って

考えたいテーマについて取り組む場を

ほぼ月1ペースで持つようにしていて、

塾生たちに「理念とは何か?」について

繰り返し繰り返し数え切れないくらい

語ってきているんですが、

正しく伝えるのはなかなか易しくないのです。

 

その証拠にわたし自身、

寺子屋塾を起業した当初から

〝セルフデザインスクール〟という

事業コンセプトは明確だったんですが、

寺子屋塾の企業理念については

言語化できないままでのスタートでしたから。

 

以後、未来デザイン考程に何度か取り組むうちに

「寺子屋塾で大事にしている理念は、

〝学習活動の自立化と日常化〟である」と

人にも語れるようになったのは

2001年頃だったので、

起業してからすでに7年が経過していました。

 

わたしが〝学習活動の自立化と日常化〟という

コトバに込めた具体的中身については、

今回一番書きたいことからは少しズレてしまうので、

ここでは繰り返しませんが、

以前こちらのblog記事に書いたことがあるので、

未読の方はリンク先記事を確認ください。

 

・・・と結局、前置きばかりで

本題に入らないうちに文字数をかなり費やしてしまい

時間切れになってしまいました。(^^;)

 

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「100分deパンデミック論」

そろそろ始まるので、続きはまた改めて。

 

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