孫正義「考えても答が出ない時の一番の解決策は」（「今日の名言・その23」）

考えても考えても答えが出ない時の  一番の解決策は、  更に深く考える事である。 　 ※孫正義（1957年佐賀県生まれの実業家、ソフトバンクグループCEO）のことば（出典不明）

 

そもそも「考える」ということは

どういうことを言うのでしょうか。

 

考えても答えが出ないということは、

もしかすると自分が

考えているつもりになっているだけで、

本当は全く考えていないということかもしれません。

 

よって、自分の「考える」を見直し、

「考える」とはどういうことかを正しく知って、

そのプロセスを丁寧に辿ってみることから

始めてみたらいかがですか？　

わたしは、この孫さんの言葉を

こんなふうに受けとめました。

 

また孫さんは、別のところで、

「どんなことでも10秒考えればわかる。

　10秒考えてもわからない問題は、

　それ以上考えても無駄だ。」と言われていて、

最初に紹介した名言の内容と

矛盾しているのではと

おもわれる方がいるかもしれません。

 

でも、だれがどういう背景のもとに

語られた言葉であるかというコンテクスト抜きに、

表面的に言葉の意味だけを解釈してしまうと、

この言葉を発した孫さんの真意を

捉え損ねてしまうのではないでしょうか。

 

たとえば、孫さんのような

重大な意志決定の局面に立たされるような

日々を送っていれば、

長い時間をかけて考えなくても

短い時間で正しい判断ができるようになってゆくのは

至極当然のことです。

 

よって、10秒考えてもわからないような問題は、

問いの立て方、設定自体が間違っているので、

そうした問題の枠組みや

設定自体を見直したほうがよく、

何も「考える」こと自体がダメだとか、

すべてを直感で決めろと

言われてるわけではないんじゃないかと。

※冒頭の写真はこちらのページより拝借しました
 

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