新刊書紹介！川嶋直『対話を生み出すＫＰ法』
2023/05/15
インタビューゲームについては
昨日の記事で区切りをつけたつもりだったんですが、
1週間以上同じテーマで書き続けると、
ディープなところにまで触れてしまうためか、
どうしても勢いがついて
離れられなくなってしまいますね〜
今日は月曜だったので、
15:00以後はずっと中村教室にいて、
21:00の終了時までに５人ほどの塾生が
五月雨式にやってきました。
わたしがこのblogを毎日更新していることを
その塾生たちは、ほとんど知っていますし、
たまたま、5/3の寺子屋デイに参加した塾生も
早い時間からやってきていて、
比較的長時間教室にいたこともあり、
昨日までblogに書いていた
インタビューゲームのことが
話題にあがることが少なくなかったからです。
もちろん、いままでの勢いを無理に止めてまで、
別の話題の記事を書かなければいけない
理由はありませんが、、、
でも、昨日決めたことを
すぐ撤回するのも何だかな〜で、
インタビューゲームそのものにフォーカスした
話題ではないけれども、
内容やテーマ、カテゴリをちょっとずらすというか、
その周辺にある類似の話題を
違う角度から書けばいいとおもいつきました。
つまりインタビューゲームとは、
対話的なやりとりや、
対話的関わりを生み出す可能性のある
一つのツールというか
プログラムのひとつだったわけですが、
そういうことなら、インタビューゲーム以外にも
まだまだいろいろあるわけですから。
ということで、
今年の３月に出版された（冒頭の写真右側）
読書関連カテゴリ記事として
ご紹介してみようと。
こんな風にＡ４、Ａ３サイズのコピー用紙や、
使い終わったカレンダーの裏などに
キイになる言葉や文、絵などを書き記して、
黒板やホワイトボード、壁などにペタペタ貼りながら
レクチャーするやり方を始めたのがいつだったか
正確に年月日までは覚えていないんですが、
たぶん２００７年頃ではなかったかと。
最初の頃は、ＫＰ法という言葉も知らなかったし、
手作り手描きのパワーポイントということで、
「マンパワーポイント」ナンテ言ってました。笑
パソコンを使い始めた１９９８年頃には
わたしもパワーポイントを作成して
パソコンに作ったスライドデータを
プロジェクターで投影して説明してたんですが、
やっているうちに、
パワーポイントは、それを見ている人を
恐ろしく受け身にすることが次第に分かってきて、
なるべくパワーポイントを使わずに
やれないものかと
そうではないやり方を模索していたんです。
以前にもこのblogに書いたことなんですが、
わたしが方々から依頼を受けて
ファシリテーション講座を行うようになったのは
寺子屋塾を始めて10年ほど経った
２００４年頃のこと。
そうした場に来られる人たちは
もともと学習意欲のある人なので、
初めの頃はとくに問題が生じなかったんですが、
大学で初めて授業を行ったときに、
自分が話していることが
ほとんど学生たちに伝わっていないことに
気がついたことがそもそもの発端でした。
いまでも、このやり方は
寺子屋塾の教室で活用していますが、
自分が伝えたいことのキイになるような言葉や文、
絵だけを紙に記し、
相手の視覚と聴覚の両方に訴えながら話すと
伝達効果が抜群に上がるんですね。
上の画像は１０年ほど前、２０１３年頃に、
大学にゲスト講師として招かれ
ファシリテーションを学ぶ目的の授業を
行っていた頃のもので、
今ではこの授業は
寺子屋塾生の一人にバトンタッチしました。
出版されたのは２０１３年で、
わたしは、この本が出されるより５〜６年前から
既にこのやり方を自分で工夫しながらやっていたので、
本を読んだことが発端となって
やり始めたわけではありません。
川嶋さんもまた、KP法がご自身の発明でも
自分だけのオリジナルなものでもないと
明言されていて、
著書にもそのように書かれていました。
でも、川嶋さんの発想や大切にしておられることは
わたしのやり方にかなり近いものを感じていて、
こうしてご紹介した次第です。
YouTubeには、川嶋直さんの
KP法についてのチャンネルもありますので、
動画をご覧になって、面白いとおもわれたら
ポチッとチャンネル登録ボタンを
押してみてください。
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