RethinkJapan 宮台真司 & 波頭亮(YouTube動画紹介)
2023/09/22
ウィトゲンシュタイン本2冊の紹介記事に端を発し
「そもそも〝わかる〟とはどういうことか?」を
テーマにして、一昨日までこのblogでは、
8回にわたって連載記事を書きました。
それで、これまでの経験のなかで、
わたし自身の「わかる」ことについての
解像度が上がり、
非常に効果的だったと感じているのは、
講演内容の文字起こし作業だったということを
今日の記事はそれについての補足で、
文字起こしの実地練習をやってみませんかと
皆さんに提案するために
YouTube動画をご紹介しようかと。
今日の記事で紹介するのは、
2020年と2021年に
Rethink Japanのイベントとして行われた
ゲスト・宮台真司さんの回2回分の動画です。
2回目は前後編に分割されているので
ぜんぶで3本あるんですが。
文字起こし作業をやってみようというとき、
「これをやってみよう!」とおもえるような、
自分のモチベーションが上がる
良いコンテンツであれば申し分がないけれど、
良いかどうかは、考え方次第のところがあるし、
好き嫌いの問題も絡んできたりするので、
実際には判断がなかなか難しい。
だから、1回さらっと聴いたぐらいでは
内容を把握することが難しいような
骨太のコンテンツであるかどうかが
大事な条件となってくるわけですが、
1本目の動画(58分あります)の終わりの方で、
宮台さんが
「大学でなら半期分、90分の授業15コマで
話すくらいのボリュームの内容でした」と
ふり返っていましたから、
骨太のコンテンツであることは間違いないでしょう。
もし、文字起こしするに値する骨太のコンテンツで、
なおかつ自分で文字起こししたいとおもえる
良いコンテンツ、好きなコンテンツが
すでにお手元にあるようならば、
それでやってみるのが一番いいとおもいます。
わたしが29年前の
寺子屋塾オープニングイベントのときに、
文字起こしをして講演録を作成したのは、
話者のひとりだった平井雷太さんから、
「文字起こししてみるといいですよ」という
提案が頂いたことが
やってみようとおもった発端ではあったんですが、
これまでの間に、
自費出版の手づくり講演録が、結果的に
2800部も売れていることからもわかるように
進行役を務めたわたしもビックリするくらい
お二人の話の内容が良かったんですね。
詳しくは次の記事に書きました。
・講演録『教えない教育、治さない医療』(その1)
あと、YouTube動画の場合であれば、
もうひとつコツを書いておくと、
何もない0の状態から聞き起こしていくと
結構大変ですし、
また、YouTubeの文字起こし機能は
あまり精度が高くなく、半分以上デタラメなので
そのことを逆活用し、
文字起こし機能の文字データを
テキストデータやメモアプリ等にコピペして、
それを修正していくようにするといいでしょう。
YouTube動画【思想をRethinkせよ】宮台真司と波頭亮が、日本の未来を見つめ直す。(2020.11.29)
前篇:【宮台真司×波頭亮】現代社会をRethinkせよ。(2021.10.29)
後篇:【宮台真司×波頭亮】現代社会をRethinkせよ。(2021.10.29)