平均寿命が2年連続前年を下回っていること知ってましたか？
2023/12/04
今日はヘルス関連の話題を。
7/28という日付があるので、
もう半年近く前のニュースなんですが、
2022年、2023年と
平均寿命が２年連続で下回っていること、
加えて、2023年の下がり幅は
前年より上回っているということを
知らずにいました。
皆さんは知っていましたか？
・厚労省：平均寿命（2023）が男性 81.05年、女性87.09年に！ 2年連続で前年下回る
この記事には、
厚生労働省の分析では、
平均寿命の前年との差を死因別に分解すると、
男は悪性新生物＜腫瘍＞などの死亡率の変化が
平均寿命を延ばす方向に働いているが、
男女とも新型コロナウイルス感染症（COVID-19）、
心疾患（高血圧性を除く。以下同じ）、
老衰などの死亡率の変化が
平均寿命を縮める方向に働いているとのことでした。
と書かれているんですが、
これってホントに事実って言えるんですかね？
どこにもその根拠が示されていないので、
わたしには一つの解釈であり一意見としか
読み取れなかったのですが。
ちなみに、平均寿命が２年連続で下回ることは、
12年前の東日本大震災のときにもありました。
次は、１年程前にリリースされた超過死亡数
（死亡者が前年比でどれだけ増加したかを示す数値）
についての記事です。
もちろん、死者数が増えたことは事実ですが、
何に基づいてそうなっているのかという部分は
事実ではなくひとつの仮説であり意見です。
また、次の記事など象徴的なんですが、
とくに統計データというのは、
事実であるかのように偽装したものもあるので、
「数値＝事実」なんだと
おもいこまないようにする必要がありますし、
一次情報に触れることや、事実データを
集めること自体がなかなか易しくありません。
よって、ひとつの意見や判断を
鵜呑みにするのではなく、
それをさまざまな角度の意見を拾い集めて、
比較検討し、
自分のアタマで考える情報リテラシーが
これからの時代を生きる上では
ホントに大事なのではないかとおもうのですが、
結局、学習者を受け身にさせてしまう、
教える一方の教育で
そうした能力を身につけさせることは
ほぼ不可能なのではないかと。
詳しくはこちらの記事などをご覧頂きたいのですが、
何故、らくだメソッドの学習では、
原則１日１枚のプリント学習を
自ら決めて淡々と続けるスタイルになっているのか、
何故、学習記録表には、やったプリントの番号、
かかった時間、ミスの数という
「事実」のみを記入するようにしているのか、
そして、何がわかったかということよりも、
どんな問いが浮かんだかということを
大事にすることや、
そうしたことを習慣化することで
どういう力が育つ可能性があるのか
是非とも考えてみてください。
【関連記事】
・情報リテラシーのオススメ本紹介『数字の嘘を見抜く本』他２冊
・事実を見分ける練習のできる『ファクトフルネス』という本
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