易経で2024年の運勢を占ってみて
2024/01/21
昨年12月22日、冬至の日に
2024年の運勢を占ってみました。
わたしの場合、これからのことを占うとき、
未来に何が起きるかを予測することや
その当たり外れに強い関心があるわけではなく、
未来を予測するというよりは、
現在のままの状態で推移したと仮定すると
どういう展開が起こり得るかと捉えています。
たとえば、人はコトの良し悪しを言いますが、
現実には良いことばかり起きることも
悪いことばかり起きることもないので、
良し悪しとは、人間の都合というか、
相対的な価値判断にすぎません。
つまり、すべては自分次第で、
外的条件や環境で
人間の幸不幸が左右されることはないと考えれば、
起きるべきことが、起きるべきタイミングで
起きているとなります。
となれば、自分にできることは、
行動するタイミングをどう見計らうかでしかなく、
わたしに関心があるのは、その機をつかむ直観を
どう鍛錬するかってことなので、
そういう意味であれば、易経で学んでいることが、
じゅうぶん活かせるようにおもうし、
そうした自身の学習のために、
日筮、月筮、年筮を立てる運命占を行っています。
【井上淳之典2024年の運勢】
年筮:風雷益の六四
方針:水火既済の六四
健康運;地水師の初六
仕事運:天山遯の九三
家庭運:地雷復の六五
金銭運:沢雷随の初九
交際運:水火既済九五
不慮運:水風井の初六
前年比:火地晉の六五
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年筮:風雷益の六四
三陰三陽卦でバランスが取れ穏やかな1年に。
今までの投資が実を結ぶ時だが、まわりの意見を
聞き、時流に合わせてよく考え行動しよう。
移転話があるかも(8月頃?)
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方針:水火既済の六四
目先を追わず、用心に用心を重ね慎重に。
災いの種は早めに摘み、無理をしない。
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健康運;地水師の初六
今後を左右する大事なときになるかも。
後回しにせず規律を守ること。
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仕事運:天山遯の九三
深入りせず身軽に。人に任せられるところは
人を頼む。弱点を利用されないよう注意。
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家庭運:地雷復の六五
自分で考え進んでやること。
時間をかけてゆっくりとりくむ。
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金銭運:沢雷随の初九
こだわりを捨てこれまでの枠から出よう。
飲食に縁あり。話をきくことがプラスに。
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交際運:水火既済九五
若い力が伸びてくる。驕らず初心をおもいだせ。
見栄を捨て、実質本意で堅実に。
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不慮運:水風井の初六
現状守れ。最後の詰め甘いので油断しない。
自分を主張せず、周りの役に立つことを。
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前年比:火地晉の六五
謙虚に、着実に。損得計算なしに進め。
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次に、前年2023年の年間ふりかえりです。
2016年 天風姤の初六
2017年 地火明夷の上六
2018年 風水渙の九二
2019年 天火同人の六二
2020年 乾為天の上九
2021年 震為雷の六五
2022年 山天大畜の六五
2022年までは上記のように年筮のみだったのを
2023年から健康運、家庭運など
細かく分けてみるやり方を始めました。
【2023年の運勢】
年筮:風雷益の上九
方針:雷風恆の九三
健康運;風地観の上九
仕事運:沢風大過の九五
家庭運:天雷无妄の六三
金銭運:山風蠱の六四
交際運:火風鼎の上九
不慮運:地沢臨の六五
前年比:震為雷の六五
昨年分は、結果が既に出ているので、
各々の細かい分析は省略しますが、
風雷益の上九爻辞は、
「これに益すことなし、或いはこれを撃つ」とあり
あまりよくありません。
端的にいえば、「欲張りすぎて失敗!」
これについては、2つおもい当たることが。
ひとつは、4月にパソコンのキーボードが故障し
その修理のときに欲をかいてしまい、
へたった内蔵バッテリーも一緒に交換したことで
生じたトラブルが半年以上尾を引いてしまった。
もうひとつは、1994年以来住んできた自宅で
去年88歳になった義母と同居するために、
リフォーム工事をすることに。
それに伴ってこれまで凡そ30年間分の
積み重なったモノの片付けと向き合うことに。
これについては、家庭運の天雷无妄六三の爻辞に
「无妄の災いあり」とあったことに出ていて、
場所があるからとモノを捨てず
蓄積してきたことの報いかもと解しました。
また、昨年は2月に転職し
四日市から東京に転居した次男の運勢が
全体的によくなかったので、様子を見てましたが、
幸いそれは杞憂に終わりました。
仕事運が沢風大過九五でしたが、
プライベートな事情によって、
結果的に仕事面まで大きく影響が及ぶことは
なかったものの、
棟木が撓むような状況だったことは確かで、
年初のタイミングに仕事上で計画していたことが
ほとんど着手できず、それまで年間4回やってきた
インタビューゲームのセッションが2回しか
やれなかったなど、アンバランスさが
現れていたようです。
とはいえ、基本無理せず
現状を守ることを心がけてはいたものの、
さすがに年末にはしわ寄せがやってきて
12月に体調が下降し辛い時期がありましたが、
それでも重大な過失やトラブルはなく、
穏やかな1年だったように感じました。
12ヶ月の月筮も併せて記しておきます。
1月の月筮 64.火水未済の九二
2月の月筮 37.風火家人の初九
3月の月筮 31.沢山咸の九五
4月の月筮 61.風沢中孚の九五
5月の月筮 45.沢地萃の九五
6月の月筮 14.火天大有の九四
7月の月筮 43.沢天夬の九三
8月の月筮 05.水天需の九二
9月の月筮 18.山風蠱の九二
10月の月筮 50.火風鼎の六五
11月の月筮 12.天地否の九五
12月の月筮 23.山地剝の上九
【〝易経〟関連の過去投稿記事(抄)】
・寺子屋塾でこれから易を学ぶ場を始める理由について
・秋山さと子さんによる易経(イー・チン)