小泉文夫『小泉文夫の民族音楽』(今日の音楽・その88)
2025/03/29
●寺子屋塾ブログ3/29・連続投稿1306日目
今日の音楽その88は、
1927年に東京都で生まれ
1983年に56歳という若さで惜しくも亡くなった
民族音楽学者の小泉文夫さんです。
本日3月29日が小泉さんの
誕生日であることにちなみ、
亡くなる直前1982年にラジオたんぱで放送された
昨日3月28日は
坂本龍一さんの3回忌でしたが、
坂本さんが東京芸術大学作曲科在学中に
一番影響を受けた人として、
小泉文夫さんを挙げていたことを
インタビュー記事で読んだ記憶があります。
私見ですが、坂本龍一の音楽の
オリジナリティをひとことで言うなら、
民族音楽のように
ローカライズされたエスニックなものと、
コンピュータやシンセサイザー、
デジタルサンプラーなど
グローバルに存在する最先端テクノロジーという
対極にあるもの同士を
融合させたところにあるのではないかと。
映画「戦場のメリークリスマス」の音楽も
その一つですが、
坂本さんが
舞踊家モリサ・フェンレイの
ダンスパフォーマンスのために委嘱を受けて
1985年に制作されたアルバム『ESPERANTO』は、
彼自身が「架空の民族音楽」と称していて、
ESPERANTO=人工言語ですから、
小泉さんの民族音楽からの影響と、
彼のオリジナリティが
一番色濃くでているように感じています。
【オススメYouTube音源】
・小泉文夫の民族音楽 第1章 音楽のおこり1/4
https://www.youtube.com/watch?v=LFF-cRwZATg
・小泉文夫の民族音楽 第1章 音楽のおこり2/4
https://www.youtube.com/watch?v=p463YKJKKAg
・小泉文夫の民族音楽 第1章 音楽のおこり3/4
https://www.youtube.com/watch?v=wv6ne_perpc
・小泉文夫の民族音楽 第1章 音楽のおこり4/4
https://www.youtube.com/watch?v=Sv9rmcdglyA
・坂本龍一『ESPERANTO』
https://www.youtube.com/watch?v=iJjUFzwnurI
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